議会報告
蕨戸田衛生センター議会/ 新年度予算等を審議可決(市議会議員 鈴木さとし)
2025年第1回定例蕨戸田衛生センター組合議会が、2月12~18日の会期で開催されました。審議された議案は、職員給与や組合財務状況の公表に関するものなどの条例案3件の他、2024年度補正予算案、2025年度予算の計5件。最終日に採決が行われ、すべて全会一致で可決されました。
新年度予算では、将来的に課題となる施設の建替えに向け、蕨・戸田両市からの施設整備基金分担金を各5500万円引き上げ、施設整備基本構想審議会に関わる支出を計上。また、審議の中では、要望してきた焼却灰の資源化の推進について、埋め立て処理されるものと同程度まで増やすことなども示されました。
以下、12日に行われた管理者報告(賴髙英雄管理者・蕨市長)の概要について紹介します。
①川口市のごみを処理している朝日環境センターの火災発生に伴い、ごみの受入れを行っている。蕨市、戸田市のごみ処理に支障がないよう行う。発火事故の対策としては、消火設備や散水装置を設置、リチウムイオン等の二次電池の収集区分を設け混入を防止するための運用の開始など。
②回収されたペットボトルを、また、ペットボトルとして再生する「ペットボトル、ボトル・to・ボトル、水平リサイクルの取り組み」に関する協定を明治グループ、サントリーグループと1月27日に締結。脱炭素社会の実現と循環型社会の形成に有効な施策。
③一般廃棄物処理基本計画の策定について。現在、素案に対するパブリックコメントを終え、策定委員会において、最終的な審議・答申を受け、新たな計画として決定したい。
④ISO14001定期審査で、指摘事項はなく適正な管理とされた。
⑤回収した資源物に係る売却価格(1月から3月までの第四、4半期分)の入札結果について。スチール缶やアルミ缶など金属類は増額で、特にアルミ缶は過去最高額。ペットボトルも高値で、回収資源売払いは全体的に好調に推移。
⑥再生家具の再利用・展示とインターネットでの入札、「ジモティー」への出品。