ご意見・ご相談

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12月議会

2025年12月議会一般質問(市議会議員 やまわき紀子)

居心地の良い新図書館の整備をめざして

【山脇】新図書館の整備に際し、運営形態・体制・特色・理念については、どのように基本方針にまとめられているか。その中で市民や利用者の要望・意見、他自治体等での先進事例等はどのように生かされているか

【教育部長】運営形態・体制につきましては、現状と同様に市の直営と考えており、主に資料の貸し出し・返却といったカウンター業務、及び返却資料の排架作業を会計年度任用職員が、資料の選書や除籍、各種イベントの企画運営、施設管理等の業務を常勤職員で担ってまいります。

次に、特色につきましては、新図書館整備のポイントをまとめると、まず1つ目に「みんなのサードプレイス」、2つ目に「駅直結を活かした利便性」、3つ目に「図書館DXによるサービス向上」、4つ目に「充実した児童書コーナーの継承」、5つ目に「中高生の読書・学習を支援」といった5つの特色があげられると考えております。

続いて、理念につきましては、「子どもも大人も ほっとプレイスで知的探求の悦びを」を基本とし、図書館の基本機能である情報へのアクセスを踏まえつつ、子どもから大人まで全ての利用者に公共公益施設の基本コンセプトにも掲げられている「ほっとプレイス」を提供し、豊かなときを過ごしていただくことを目指します。

また、要望・意見、先進事例等についてでありますが、フロア配置につきましては、他市の図書館や企業の展示会等に職員を派遣し、機能的なレイアウトや最新機器の情報収集を図ったほか、令和元年度に実施したアンケート結果や、ワークショップで提案されたレイアウト等を設計の担当部署に伝えて検討を重ねました。

 

【山脇】 図書館は一番に居心地のよい、使い勝手がよい施設となることが望まれるがどのような工夫がされているか

【教育部長】新図書館は、カフェコーナーを兼ねた新聞・雑誌ラウンジから児童書コーナー、ヤングアダルトコーナーといった順に、奥に進んで行くにしたがって静かな空間になっていく配置や、職員の目が届きやすいカウンター前に児童書コーナーを配置する等、子どもから大人まで、みんなのお気に入りの場所となるよう心掛けました。郷土資料についても基本的に開架とすることで、すぐ手に取って閲覧できるようにするほか、ユニバーサルデザインに配慮した設計となっており、対面朗読室、多目的トイレはもちろん、新たにベビーカー置場、授乳室を設置します。また、車イスに対応した通路幅や閲覧席、文字だけでなく絵も用いた案内表示等、より多くの方に使いやすいよう配慮しております。

加えて、家でも、学校や職場でもない、第3の居場所「サードプレイス」として、みんなが思いおもいの時を過ごす「お気に入りの場所」となるような空間づくりを心掛けており、「カフェコーナーと一体の新聞・雑誌ラウンジ」を設けた居心地の良い空間を創るほか、「座席予約システム」の導入、「集会室の利用」では図書館イベント以外にも、臨時の読書室や、会話や飲食ができるような場として、フレキシブルに活用するといった工夫を考えております。

 

【山脇】中高生の居場所づくりとして期待されるがどのような整備を考えているか。グループでおしゃべりしながらの学習等、中高生が使いやすい工夫はされるか

【教育部長】新図書館では、新たにヤングアダルトコーナーを改めて設置し、中高生向けの本を集めるだけでなく、閲覧スペースや展示スペースも一体的に整備して中高生の居場所となるような空間を創ります。また、数人で議論したり共同で作業したりできるグループ学習室を設けるほか、先程も触れましたが、集会室が空いている日は、会話や飲食ができるスペースとして開放する等、工夫をしてまいります。

 

【山脇】 子どもたちが利用しやすい場所として動線についてどのような工夫をされるのか。自転車で利用する子どもたちのために駐輪場については、どのような整備を行う考えか

【教育部長】新図書館の児童書コーナーは、新聞・雑誌ラウンジとヤングアダルトコーナーの間に配置することで、多少、音を立てても、奥の閲覧席で読書や勉強している人に支障が少ないようにするとともに、職員のいるカウンターの目の前に配置することで、子どもたちの安全性を最大限に配慮したレイアウトとしております

【都市整備部長】蕨駅西口地区市街地再開発事業では、子供たちをはじめ、新図書館などの公共公益施設や商業施設を自転車で利用される方のために、主に公共公益施設が入る線路側のB棟の南側と7番街区に続く西側道路の歩道に面して約360台の駐輪場の整備が予定されております。

【市長】子どもたちが利用しやすい施設にしていくために駐輪場は大切な課題だと考える。だれでも使いやすい駐輪場の整備にむけて再開発組合と協議していく。

【山脇】電子図書の整備や利用状況はどうか。また、新たな図書館システムの導入によりどのように利便性が向上したのか。さらにマンガ本の蔵書についてぜひ検討してほしいと思うがどうか

【教育部長】電子書籍につきましては、8月に「児童読み放題パック」を、より魅力的なラインナップのものに更新し、小中学校における朝読書等に活用いただいているほか、大人の利用者の拡大を図るため、12月からは旅の情報誌「るるぶ」の電子版を購入し、更なる利便性の向上に努めております。

次に、令和6年度末時点での電子書籍の整備状況につきましては、一般書が654冊、児童書が104冊、児童読み放題パックが451冊、青空文庫が500冊、DLマガジンが279誌・5,273冊で合計6,982冊となっており、令和6年度の利用状況は、いずれも延べで28,649人、閲覧冊数は60,834冊となっております。

また、9月23日より新たな図書館システムを導入し、DXを駆使した新サービスとしてSNSアプリ「LINE」との連携を開始しました。LINE上で資料検索・予約や、予約割り当て連絡をプッシュ通知で受け取ることができ、更にトーク画面上に図書館利用券のバーコードを表示できるほか、マイナンバーカード、Suica等のICカードのタッチや、スマートフォンのブラウザに表示されるバーコードの提示でも図書館利用券として利用可能となったことで、利用者がそれぞれ使いやすい方法を選択できるようになりました。また、読書・読み聞かせ手帳用のラベル印刷機能も導入したことで、読書記録がより簡単になり、市民の読書活動を後押してまいります。なお、今回導入したシステムは今後のIC化にも対応しており、新図書館ではセルフ貸出機や予約受取コーナー等のサービスを追加する予定でおります。

マンガ本の蔵書の検討につきましては、多くはありませんが現状でも何種類かは所蔵しておりますが、新図書館の書架への排架レイアウトを考えていく中で、どの程度の棚が確保できるのか、また、どのような判断基準で選書していくのか等を検討してまいります。

 

【山脇】 現在の図書館の耐震性や、図書館移転後に使用することについての課題は何か。文化芸術施設の利用についての検討はどうか

【教育部長】耐震性につきましては、平成30年度に現図書館の耐震補強工事が完了しております。また、館移転後に使用することについては、数か所において雨漏りが発生していること等の経年劣化を踏まえた、また、用途を考慮した手直しや改修工事が必要と考えます。文化芸術施設の検討につきましては、今後、現図書館の跡地利用に関する庁内検討委員会で検討を進めてまいります。

【山脇】 南公民館への分館設置の場所や規模についてはどのように検討が進められているか

【教育部長】南公民館2階のラウンジにパーテーションを設置し、約半分を分館として書架やテーブル、椅子等を設置する計画であり、規模につきましては、他の分館と同程度の所蔵数となるよう整備する予定でおります。また、返却ポストを館出入口の外に設置することで、いつでも図書を返却できるようにするほか、予約図書につきましては1階の事務室で受け取れるようにするといった内容で、令和9年度中に供用開始できるよう、検討を進めております。

 

◆平和行政の推進を

【山脇】今年は戦後80年、被爆80年そして蕨市平和都市宣言40周年にあたるがどのような取り組みを行ってきたか

【総部部長】節目の年の平和事業としまして、本年8月2日に市民会館において記念行事を開催し、若い世代による蕨市平和都市宣言の朗読や、蕨市出身の酒井敦先生の指揮による合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」のコンサート、これまでの広報蕨の戦争体験記事のパネル展示を行ったところであります。当日は、多くの方々に来場いただき、市民の平和への願いを結集した平和都市宣言を未来へつなぎ、平和の尊さに思いを寄せる機会となったものと認識しております。

また、このほかの周年事業としまして、9月8日から12日までの間、市庁舎1階において、「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」並びに、広島市立基(もと)町(まち)高校の生徒と被爆者との共同制作による「原爆の絵」のパネル展示を行ったほか、公民館等において、例年開催している平和事業について、冠事業として展開したところであります。

【山脇】市役所で平和都市宣言の日に行われた「原爆と人間」写真パネル展示等は大変有意義であった。今後も毎年市役所において平和都市宣言を周知していく目的でパネル展示等を行っていく考えはないか。また、本市の平和行政の取り組み状況はどのようか

【総務部長】こうしたパネル展示等については、平和都市宣言の周知の機会として有意義な取り組みであることは承知しておりますが、今回の市庁舎でのパネル展は、周年事業として行ったものであり、また、例年、市内各公共施設において同様の展示等が開催されていることから、毎年の取り組みとするかについては今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。これまでの取り組みといたしまして、昭和63年に、市民公園に平和之母子像を建立、平成7年に、春日公園に平和祈念碑を設置し、恒久平和の誓いを新たにいたしました。

さらに、平成22年に、「平和都市宣言塔」を蕨駅西口駅前広場内に設置し、宣言にある核兵器廃絶への願いと市民の平和を願う心を市の内外に向けて発信しているほか、平成27年には、広島市の被爆アオギリ二世の苗木を譲り受け、平和のシンボルとして植樹いたしました。

このほか、例年、「広報蕨」8月号やケーブルテレビ「ハローわらび」での平和特集、8月6日、9日及び15日に防災行政無線による黙祷の呼びかけ、市庁舎、各公民館及び蕨駅への懸垂幕等の掲出、各公共施設での平和都市宣言パネルの掲示などの取り組みを行っているところであります。

また、「平和で豊かな社会を次の世代に引き継ぐ」ことを目的として、平和都市宣言を紹介するクリアファイルを中学生に配布する事業を行っております。引き続き、様々な取り組みを通じて、より一層の平和意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。続きまして、

 

【山脇】 小中学校で被爆者の生の声(語り部)を聞く機会を設けてほしいと思うがどうか。現在は各学校でどのような平和学習が行われているか

【教育部長】学校においては、国語科や社会科、特別の教科道徳を中心に、平和に関する学習を行っております。その中で今年度は、東小学校、中央小学校、第二中学校において、被団協の会の方をゲストティーチャーとして招き、被爆者の方のお話を伺う学習を予定しております。また、南小学校や塚越小学校においては、埼玉県の出前講座を利用して、講師を招き戦争時の生活について学習しております。                                                                       

さらには西小学校や第一中学校については、戦争についての映像資料を活用した学習を計画しております。

教育委員会といたしましても、被爆体験や戦争体験を直接聞く機会は大変有意義なものと考えておりますが、戦争体験者がご高齢となり、学校にお越しいただくことが難しくなっていることもあるため、埼玉県の出前講座や映像資料なども活用しながら平和学習が効果的に進められるように支援しているところです。

 

【山脇】 歴史民俗資料館における平和ライブラリーの収集状況はどのようか。学校や公共施設でも活用を広げていってほしいと考えるかどうか

【教育部長】 歴史民俗資料館では、戦争体験者の語りや市内の公共施設で開催される平和事業の映像を記録したDVD資料の収集に取り組んでおり、現在、語りの資料10点、平和事業の資料17点を所蔵しております。

収集した映像資料は、自館での活用のほか、学校の平和学習や公共施設の平和事業等で活用していただけるよう今年度は改めて、市内の小中学校や公共施設に、映像資料の貸出についての案内を行ったところでございます。今後も定期的に周知に努め、活用の促進を図って参りたいと考えております。

 

◆「子育てするならわらび」保育行政の推進を

【山脇】2026年に向けて保育園および留守家庭児童指導室の申込受付状況はどうか。また、3年間の推移についてはどうか。

【健康福祉部長】保育園につきましては、10月1日から11月28日まで、子ども未来課窓口において令和8年4月入園の一次受付を行いましたところ、301名の新規入園の申込みがありました。3年間の推移につきましては、各年度の一次受付時点の申込者数で申し上げますと、2025年度は307名、2024年度は319名となっております。

また、留守家庭児童指導室につきましては、10月1日から11月21日まで、子ども未来課窓口において公設の留守家庭児童指導室の令和8年4月入室の受付を行いましたところ、284名の申込みがありました。新規入室希望者の推移につきましては、2025年度は302名、2024年度は230名となっております。

 

【山脇】子育て短期支援事業を実施するにあたっての課題や検討状況はどうか

【健康福祉部長】子育て短期支援事業とは、保護者の疾病や育児疲れ等により、こどもの養育が一時的に困難となった場合や、保護者の過干渉等により、こども自身が一時的に保護者と離れることを希望する場合に、児童養護施設等において宿泊で一定期間こどもを預かる事業、いわゆる「ショートステイ事業」のことであります。実施にあたっての課題は、委託先となる施設等の確保となりますが、現在、令和8年4月からの実施に向けて、乳児院やファミリーホーム、母子生活支援施設と委託について協議をしているところであります。

 

【山脇】こども誰でも通園制度の実施に向けて、具体的な取り組みはどのようか

【健康福祉部長】7月に民間認可保育園および小規模保育園、民間委託の地域子育て支援センター、幼稚園の合計29施設に「実施意向調査」を行い、現在11事業者が実施の意向を示しております。また、内閣府令の公布に伴い、本議会に「蕨市乳児等通園支援事業の設備及び運営の基準に関する条例」および「蕨市特定乳児等通園支援事業の運営の基準に関する条例」を上程するとともに、今月5日には実施希望事業者向けの説明会を開催しております。

 

◆特定外来植物の駆除について

【山脇】特定外来植物「ナガエツルノゲイトウ」等が緑川の川辺(第一中学校脇、塚越親水公園)で2023年に発見され、埼玉県において駆除が行われた。しかし、その後も更に繁茂の状況は緑川に広がっている。そのため埼玉県に対してきちんとした方法での駆除を申し入れるとともに、蕨市の管理委託業者においてもきちんとした駆除方法が実施されるよう取り組むべきと思うがどうか

【都市整備部長】「ナガエツルノゲイトウ」は、特定外来生物に指定されている南米原産の多年草で、繁殖力、再生力が強く、生態系に影響を及ぼすほか、水辺に繁殖すると河川の流下能力を阻害することによる浸水被害のリスク増大などが懸念されております。

本市におきましては、2023年(令和5年)に、市内を流れる緑川で小規模な繁殖が確認され、河川管理者である埼玉県において駆除が行われましたが、今年9月、緑川親水広場の維持管理業務の受託業者より、ナガエツルノゲイトウが繁殖しているとの報告があったことから、埼玉県に駆除の要請を行い、10月に作業完了の報告を受けた後に、緑川親水広場の除草と清掃作業を行ったものであります。

市といたしましては、今後も、関係部署と連携を図りながら、特定外来植物の繁殖、拡大に細心の注意を払うものとし、緑川で特定外来植物を確認した際には、直ちに埼玉県に徹底的な駆除を要請するとともに、また、市が管理する公園等の施設内で確認された場合につきましても、防除対策を徹底した適切な駆除を行い、被害防止、拡大抑制に努めてまいりたいと考えております。

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