6月議会
【6月議会・一般質問】新図書館整備、駅前再整備、自転車の安全対策、子育て支援(市議会議員やまわき紀子)
◆新図書館の整備について
(1)新図書館整備基本方針が3月に策定されたが、運営形態・体制・特色・理念については、どのようにまとめられたか。図書館は一番に居心地のよい、使い勝手がよい施設となることが望まれるが、どのような工夫がされているか
教育部長 「運営形態・体制」は、現状と同様に市の直営とし、開館の時間・日数を増やすとともに、貸出・返却等のカウンター業務、及び返却資料の排架作業を会計年度任用職員が、また資料の選書や除籍、各種イベントの企画運営、施設管理等の業務を常勤職員で、それぞれ担っていきます。
次に、「特色」は、「みんなのサードプレイス」、「駅直結を活かした利便性」、「図書館DXによるサービス向上」、「充実した児童書コーナーの継承」、「中高生の読書・学習を支援」といった5つの特色に集約して掲げている。「理念」については、「子どもも大人も ほっとプレイスで知的探求の悦びを」を基本とし、図書館の基本機能である情報へのアクセスを踏まえつつ、子どもから大人まで全ての利用者に公共公益施設の基本コンセプトにも掲げられている「ほっとプレイス」を提供し、豊かなときを過ごしていくことを目指します。
また、「居心地・使い勝手のよい施設となる工夫」については、新図書館の設計にあたって、他市の図書館や企業の展示会等に職員を派遣し、機能的なレイアウトや最新機器の情報収集を図ったほか、令和元年度に実施したアンケート結果や、市民参加のワークショップで提案されたレイアウト等を設計に伝えて検討を重ねてきた。新図書館は、カフェコーナーを兼ねた新聞・雑誌ラウンジから児童書コーナー、YAコーナーといった順に奥に行くにしたがって静かな空間になっていく配置や、職員の目が届きやすいカウンター前に児童書コーナーを配置する等、子どもから大人まで、みんなのお気に入りの場所となるよう心掛けた。郷土資料についても基本的に開架とすることで、すぐ手に取って閲覧できるようにするほか、ユニバーサルデザインに配慮した対面朗読室、多目的トイレはもちろん、新たにベビーカー置場、授乳室を設置。また、車イスに対応した通路幅や閲覧席、文字だけでなく絵も用いた案内表示等、より多くの方に使いやすいよう配慮していく。家でも、学校や職場でもない、第3の居場所「サードプレイス」として、みんなが思いおもいの時を過ごす「お気に入りの場所」となるような空間づくりを心掛けており、「カフェコーナーと一体の新聞・雑誌ラウンジ」として無人カフェコーナーを設けた居心地の良いラウンジのような空間を創るほか、「座席予約システム」の導入、「集会室」を図書館イベントで使用する以外にも、読書室として開放したり、行政センターが混雑時には待合室としたり等、フレキシブルに活用するといった工夫を考えている。
(2)公共公益施設に対して約360台の駐輪場の整備が予定されているが、子どもたちや市民が利用しやすい一定時間の無料サービスが必要と考えるが検討状況はどうか
教育部長 現在、再開発組合が駐輪場管理業者を決定した段階であり、最初の90分間は無料であると確定している。今後、図書館利用者への上乗せのサービスについては、組合や業者等との交渉や検討を進めていく。
(3)現図書館の跡地利用について地元市民の関心が高いところであるが、どのような検討が進められているか。乳幼児が本とふれあえるスペースや児童図書館として残してほしいとの声もあるがどうか
総務部長 現図書館跡地等を文化芸術の拠点としての活用方針を検討するため、昨年度、庁内関係部署によって組織する蕨市立図書館跡地等活用方針検討委員会を設置し、現在、現図書館の建物に関する課題等についての調査等を行っているところである。また、市民の方などから利用方法に関する様々な要望もお寄せいただいていることから、こうしたご意見等も参考にしながら、今後、文化芸術の拠点としてどのように活用していくか検討していきたい。
(4)南公民館の2階ラウンジに分館設置が決定したとのことだが、工事時期や利用者への影響はどのようか。南公民館のラウンジ利用が制限されることから、南町地区内の交流プラザさくらや現図書館の会議室の利活用をすすめてほしいがどうか
教育部長 南町地区に新たに設ける分館については、南公民館2階のラウンジにパーテーションを設置し、約半分を分館として書架やテーブル、椅子等を設置する計画であります。工事に要する期間はこれからの調整となる。この時期には、ラウンジとその奥にある和室が利用できなくなり、また、その他の部屋を利用する際には騒音や振動が発生することについて予約の時点で周知し、ご了承いただくようにします。
また、現在ラウンジを使用している団体の利用状況を勘案しますと、半分の広さでもほとんどの活動に支障が無いと考えておりますが、広い部屋を希望される団体には、3階集会室を提案していきたいと考えております。
◆蕨駅西口駅前広場の再整備について
(1)新しい駅前広場の整備方針についてはどのようか
都市整備部長 駅前広場の整備は、現在進められている再開発事業と一体となって、蕨の玄関口にふさわしい魅力とにぎわいのある駅前空間を創出することを基本として「安全性の向上」、「利便性の向上」、「快適性の向上」の三つの整備方針を掲げています。
(2)公衆トイレの整備や、バスターミナルやタクシー乗り場についてはどのような変更が行われるのか
都市整備部長 公衆トイレにつきましては、今回の駅前広場整備において新たに公衆トイレを整備する計画はございませんが、再開発ビル内の公共公益施設においてトイレが整備される予定となっておりますので、開館時間中はご利用いただくことが可能となっております。
次に、バス停やタクシー乗り場につきましては、現在、路線バス、ぷらっとわらび、タクシー及び一般車両の動線が集中し、交通が輻輳している状況にあります。これを解消するため、今回の再整備では、駅舎に向かって中央部の中島より右側のエリアに、ぷらっとわらび及びタクシー乗り場を配置した上で、新たに障害者等用の乗降場を整備するとともに、駅舎に向かって左側のエリアにはバス乗り場を集約します。
さらに、歩道の一部拡幅と形状見直しに加えて、現在はバス停部分を中心に設置されている屋根につきましても、ぷらっとわらび乗り場から駅出入口付近を通り駅舎沿いの牛丼店付近のバス停まで連続した屋根空間を整備する計画となっております。
これらの整備により、駅前広場における安全性、利便性及び快適性の向上を図ってまいります。
(3)具体的な工事時期はどうか。また、近隣への影響や駅利用者への影響についてはどのようか。さらに、近隣への説明や市民への情報提供が必要だと考えるが具体的にはどのような検討がすすめられているか。
都市整備部長 工事時期につきましては、現在、再開発組合において工事発注の準備が進められており、明確な工期はまだ公表されておりませんが、この夏頃に工事契約を締結したのち、準備期間を経て着手する予定と伺っております。
この中で、駅前広場の整備に併せて、現在仮囲いが設置されている7番街区に続く区画街路の拡幅整備も実施される予定となっており、この区画街路につきましては、再開発ビルの竣工に合わせた令和9年夏頃までの施工が予定されておりますが、駅前広場本体につきましては、現時点では関係機関との協議中であるため、工期については、今後、定まっていくものと伺っております。
次に、近隣や駅利用者への影響につきましては、工事期間中、近隣の皆さまには工事車両の出入りや騒音・振動等によりご不便やご迷惑をお掛けすることが想定されます。
また、駅利用者の皆さまには、駅前広場や周辺道路を供用しながら工事を進めるため、一時的な通行経路の変更や迂回などが必要となることも想定されております。
それらの情報提供につきましては、再開発組合において工事着手前までに近隣住民の皆さまを対象とした説明会を開催する予定で、駅や駅前広場を利用される方々に対しましても、ホームページや現地案内看板などを活用し、工事内容や通行経路の変更等について適宜・適切な周知を図ることを検討していると伺っております。
市といたしましても、再開発組合と十分に連携しながら、丁寧な情報提供と情報共有に努め、市民の皆さまのご理解とご協力をいただきながら事業を進めてまいりたいと考えております。
山脇 駅前広場の拡幅について市民が利用できる駅前トイレや子どもも利用しやすい駐輪場の整備について市長の見解はどうか
頼高市長 蕨の玄関口にふさわしい魅力とにぎわいのある駅前空間を創出することを基本として「安全性の向上」、「利便性の向上」、「快適性の向上」の三つの整備方針を掲げデザイン性もある。この事業を通して魅力的なまちへと発展させていく。公共公益施設の1階に共用のトイレが設置される予定。図書館を利用する子どもたちや学習スペースを利用する方の利用時には90分無料を拡大できるように協議していきたい。

Screenshot 蕨市HPより
◆自転車も歩行者も安全なまちづくりを
(1) 自転車事故が増えている現状から4月1日より道路交通法の改正が行われ、自転車に青切符(交通反則通告制度)が適用された。そこで、市内での昨年と今年の自転車の事故件数や原因についてはどうか。また、これまでの青切符の交付件数についてはどうか
市民生活部長 「市内での昨年と今年の自転車の事故件数や原因及び青切符の交付件数」についてでありますが、近年、自転車に関する交通事故が増加しており、また、その原因として自転車側の法令違反が認められる場合が多い状況にあることから、本年4月1日より、道路交通法の一部を改正する法律のうち、16歳以上の自転車の運転者に対する交通反則通告制度いわゆる「青切符」が導入されました。
本市における昨年の自転車事故件数は38件、前年比マイナス9件、本年5月末時点の自転車事故件数は23件、前年同月比プラス11件、また、市内における青切符の交付件数は、本年5月末時点速報値で18件となっており、自転車事故死傷者の違反別では、交差点での安全不確認や前方不注視などの安全運転義務違反をはじめ、交通ルールが守られないことに起因するものが多いものと認識しております。
(2) 市内での自転車専用通行帯設置個所はどのようか。また、自転車が通行可能な歩道はどの程度あるか。さらに、今後の整備予定はどうか
市民生活部長 車道上に自転車専用と塗装された普通自転車専用通行帯は、蕨市立図書館前を通る県道川口蕨線、蕨市役所前を通る県道蕨停車場線の2路線、自転車が通行可能な歩道は、地区別の市道路線数で申し上げますと、錦町が4路線、北町が1路線、中央が3路線、南町が2路線、塚越が1路線、中央と南町にまたがる1路線の計12路線となっております。
なお、蕨市内を通る国道17号、総延長2.3㎞につきましては、これまで両方向において自転車が通行可能な歩道が設置されておりましたが、大宮国道事務所により、自転車の通行位置と方向を明示して、自転車の安全な通行を促す矢羽根型路面標示を設けた自転車通行帯の整備が進められており、当初の計画から1年繰越の令和8年度中には市内全区間の整備が完了いたします。
これにより市内を通る国道17号においては、整備が完了した区間から順次、自転車は車道側の自転車通行帯と歩道のいずれも走行可能な路線となりました。
また、今後の整備予定につきましては、新たな整備には一定の幅員の確保が必要となることから、隣接する路線や道路の構造上の特性、交通量などを踏まえながら調査・研究してまいりたいと考えております。
(3) あらためて自転車の交通安全ルールの啓発や市民や児童・生徒への交通安全教室の充実を検討できないか
市民生活部長 青切符制度開始前の3月31日には、ビバモール蕨錦町店で春の全国交通安全運動出発式を行い、1日警察署長とともに自転車の安全利用に関する各種啓発活動を実施したほか、広報蕨4月号で特集を組むなど、一層の交通安全ルールの啓発を進めております。
また、市民や児童・生徒に対する交通安全教室につきましては、市内全小学校の4年生に対して、自転車免許講習を実施しているほか、市内中学生・高校生に対して、原則として全生徒が1年生から3年生までの間に必ず1回は参加いただけるよう、各校3年に1度の開催を基本として、スケアード・ストレイト教育技法による交通安全教室等を実施しております。
今年は9月に第二中学校、10月に第一中学校の計2校を計画し
ており、開催に当たっては広報等で広く一般参加について周知していきたいと考えております。
引き続き、警察、関係機関と連携しながら、各種キャンペーンをはじめ、自転車の安全利用の普及促進を図り、悲惨な交通事故を一件でも減らせるよう取り組みを進めてまいります。
◆「子育てするならわらび」子育て支援策の拡充を
(1)保育園の不承諾者数(年齢別)と待機児童数はどうか。待機とならなかった理由別人数はどうか
健康福祉部長 「保育園の不承諾者数(年齢別)と待機児童数」につきましては、令和8年4月入園申込みにおける不承諾者数は、0歳児9人、1歳児23人、2歳児3人の合計35人であり、待機児童数は0人となっております。
また、「待機とならなかった理由別人数」につきましては、
保育園に入れなかった場合に育児休業の継続を容認できる方が16人、求職活動を停止される方が4人、特定の園を希望される方が15人となっております。
(2)留守家庭児童指導室の不承諾者数(学校区・学年別)はどうか。不承諾となった児童への長期休みの対応についてはどのように行う考えか
健康福祉部長 令和8年4月入室申込みにおいて、公設民設を合わせた不承諾者数は58人となっております。
不承諾者の学校区、学年別の人数を申し上げますと、東小学校が5年生1人、西小学校が1年生1人、5年生2人の合計3人、南小学校が4年生8人、北小学校が、4年生16人、5年生3人、6年生4人の合計23人、中央小学校が1年生1人、4年生1人、5年生5人、6年生2人の合計9人、中央東小学校が5年生10人、6年生1人の合計11人、塚越小学校が5年生3人となっております。
また、「不承諾となった児童への長期休みの対応」につきましては、令和8年4月の入室において、公設・民設ともに空きがなく、不承諾となった4年生がいる北小学校については、令和7年度と同様、4年生から6年生の児童を対象に、福祉・児童センターで1日過ごせるよう昼食を取れる部屋を用意し、事前登録制により利用できるよう対応しております。
(3)こども誰でも通園制度の実施状況はどうか
都市整備部長 6月1日現在の認定件数は73件となっており、4月の利用実績は、「一般型」として実施している明星幼稚園及び地域子育て支援センターきらきら・きっずにおいて、市民6人、延べ11人の利用があり、市外の方の利用も6人、延べ19人ありました。また、「余裕活用型」として実施している9施設のうち、つかさ保育園蕨市わらび園とつかさ保育園蕨市わらび第二園において、市民の利用はありませんでしたが、市外の方3人、延べ6人の利用がありました。なお、市民が他自治体の施設を利用した実績はございません。
(4)子育て短期支援事業の実施状況はどうか
健康福祉部長 乳児院、ファミリーホーム、母子生活支援施設の3施設と契約を締結いたしましたが、6月1日現在、利用はございません。
(5)保健センターで行われている「マタニティコンサート」への参加状況はどうか。乳幼児と一緒に鑑賞できる音楽鑑賞会をもっと増やしてほしいとの声があるがどうか
健康福祉部長 この事業は「赤ちゃんと一緒にファミリー&プレママコンサート」と題して、毎年12月に保健センターが文化ホールくるるへ委託して実施しているもので、参加者数は、令和5年度は86名、令和6年度は95名、令和7年度は106名となっており、毎回定員を上回るお申込みをいただいております。
また、「乳幼児と一緒に鑑賞できる音楽鑑賞会を増やす」ことにつきましては、児童館や地域子育て支援センター等においてもファミリーコンサートや親子コンサートなど乳幼児と一緒に鑑賞できるコンサートを実施しておりますので、母子健康手帳アプリ「わらべび」等を通じて積極的に情報発信を行きたい。