3月議会
新年度予算など、すべての市長提出議案を全会一致で可決・3月議会閉会
3月定例市議会は3月21日に最終日を迎え、市民などからの陳情1件と、市長提出議案(条例案13件、補正予算案8件、予算案9件など)計31件、議員提出議案3件について討論・採決が行われました。この内、陳情は新翔会・公明党・維新の会の反対で不採択とされ、議員提出議案の「令和7年度一般会計予算に対する附帯決議」は日本共産党と無所属2人が反対したものの新翔回・公明党・維新の会が賛成して可決。他の議案はすべて全会一致で可決されました。なお、人事に関わる議案3件は2月25日に先議され、賛成多数で同意されました。
最低賃金引き上げを求める陳情 山脇議員が賛成討論
蕨地区労協などが提出した「国に対して『物価高騰を上回る最低賃金の引き上げと地域間格差の解消・縮小を図ることを求める意見書』美提出を求める陳情」に対しては、環境福祉経済常任委員会で新翔会が反対討論したのに続き、最終日には維新の会も反対討論。これに対して、日本共産党市議団を代表して山脇紀子議員が賛成討論をしました。
山脇議員は討論の中で、物価高騰が暮らしや経済に深刻な影響を及ぼす中で、最低賃金の引き上げと地域間格差の解消とその前提としての中小企業支援策の必要性を強調。財源として、史上最高となっている大企業の内部留保を活用すべきこと、最低賃金引き上げの意見書が全国の自治体で採択されていることなどを挙げて訴えました。採決では日本共産党のほか、無所属の2人も賛成しました。
附帯決議に
鈴木議員が質疑・反対討論
新翔会が提案し公明党・維新の会が賛同した附帯決議は、「新病院建設基本設計」において適切なプロセスが踏まれていないなどとして、詳細な説明などを求める内容です。
日本共産党市議団を代表して鈴木智議員は質疑を行い、事実に照らして議論の手順にも、議会等で説明・議論されてきた方向性にも矛盾がないことを指摘。討論では「プロセスの不備」との主張に賛同できない旨、訴えました。また、無所属の榎本議員も反対討論を行いました。