3月議会
温暖化対策、高齢者が暮らしやすいまちづくりについて質問(市議会議員 鈴木さとし)
温暖化対策の推進を
鈴木 大規模化し頻発する林野火災の背景には深刻化する地球温暖化が影響。本市が役割を果たし、快適で持続可能なまちづくりにつながるよう願い質問する。第3次環境基本計画の進捗状況と課題はどのようか。
市民生活部長 拡充した太陽光発電や蓄電池等への補助制度の積極的な活用推進、片品村と連携したカーボンオフセット事業、プランターファームインわらび等を実施。新年度はさらに電気自動車の導入、ソーラー蓄電池ステーションの開設に向けた基礎調査等を推進。地域ぐるみでの省エネ化の促進、再生可能エネルギーの普及拡大が課題。
鈴木 本市の二酸化炭素排出量の推移は。ゼロカーボンシティ宣言の目標達成に向けた取り組みは。
市民生活部長 削減目標の基準年2013年度比で2018年度22・6%減、2021年度26・2%減。目標は2030年度で50%削減、2050年度にカーボンニュートラルを実現する。引き続き市民、事業者、行政が一体に、持続可能な環境にやさしいまちづくりを加速化させたい。
高齢者が安心して暮らせる地域のために
鈴木 認知症の理解と取り組みの推進について。世田谷区では認知症とともに生きる人の権利を尊重すること等を内容とする「認知症希望条例」を制定。本市でも検討する考えはないか。
健康福祉部長 世田谷区の理念は、国の認知症施策推進基本計画「新しい認知症感」につながる。改めての条例制定は考えていないが、理念を踏まえ理解と取り組みの推進に努めたい。
鈴木 認知症への備えとして「私の希望ファイル」の取り組みの検討を要望。
ところで、一人くらし高齢者の住宅に関する相談や支援について見解は。
健康福祉部長 法改正により、高齢者など住宅確保要配慮者の受け入れ促進を図るとされている。「住宅確保要配慮者住居支援協議会」の設置の在り方等研究していく必要がある。
鈴木 現時点で既に深刻化している。相談窓口への住宅ソーシャルワーカーの配置や不動産業者団体への協力要請、公的保証人制度の具体化等、迅速な対応を。