3月議会
暮らしを守り、未来への飛躍めざす市政の前進を~日本共産党蕨市議団の代表質問(上)
2月25日に行われた日本共産党蕨市議会議員団の代表質問(概要)を紹介します。
はじめに
鈴木 「実質賃金」は4年連続マイナスとなり、年金等で暮らす方々や中小企業・個人事業者等の状況も深刻。一方で、大企業の利益は大きく拡大し、内部留保は過去最大を更新していることは看過できない。賃金を増やし社会保障を拡充することは、経済の健全な発展につながる。暮らしの安心は、日本経済の立て直しに不可欠と考える。賴髙市長は「くらしの安心を守り、未来への飛躍を本格化!」との予算編成テーマを表明した。取組を期待する。
「未来への飛躍」への市民の期待は大きいが、市立病院の移転・建て替えなどの重要な事業は多くの財源を要する課題。メリット、必要性等の他、財政的見通し等の情報提供が大切。
世界では、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるガザ地区への攻撃に加え、アメリカもベネズエラを攻撃したことで緊張が高まっている中で、戦後80年の取り組みを生かした平和行政の継続発展が重要。また、人権を尊重し地域を共に支える多文化共生や気候変動・地球温暖化対策の地道な取り組みも必要。地域の魅力や活力にもつなぐよう期待する。
暮らし・営業支える物価高騰対策の推進
鈴木 市政、市民生活、市内経済への物価高騰の影響についての認識はどうか。
総務部長 賃金上昇が進む一方で、市民の暮らしは困窮し地域経済も厳しい。歳入では市税等が増額となった一方、歳出では社会保障関係費用の増や様々な行政課題への取り組みで行政経費が膨らむと見込まれ、厳しい財政状況が続く。
鈴木 物価高騰緊急対策の取り組みについて市長の見解はどうか。また、緊急対策以外の対策や諸制度の運用等の検討への見解は。
賴髙市長 市民の暮らしや市内事業者の経営を支えることは大変重要な課題。これまで四回にわたり市独自の物価高騰対策に取り組んできた。今回は、さらに思い切った対策が必要だろうと考え、全ての市民の支援につながる、全ての方々が使いやすい制度として織りなすクーポンの実施を判断した。市内事業所にもつなげていく意義もある。実施時期については、いろんな努力を重ねる中で、当初示した時期より3か月早く、7月配布8月から10月末までの利用で実施できると判断した。確実に期間中に全ての家庭に届け、多くの事業所に参加してもらい、全ての皆さんにしっかり使っていただき、家計の支援と市内事業所の売り上げの増につなげたい。地元商店の魅力発見につながる機会にしていけたらと思う。敬老祝い金等の施策を継続する他、必要があれば柔軟に対応することも含め、引き続き全力をあげたい。
未来に向けた事業と財政見通しについて
鈴木 市立病院など多額の予算措置が必要な事業を市民の理解を得ながら進めるうえで、財政的な裏付け等を積極的に広報していくことが大切。市長の見解は。
賴髙市長 市長就任以来、防災対策・公共施設の耐震化や子育て支援、教育の充実に思い切って取り組みながらも、財政健全化とも両立させようと意識。土地開発公社を含めた財政の健全化を進め、就任時と令和6年決算との比較で借金は約85億縮小、基金は約73億増やし、合計158億円程度、財政を改善するなど、財政健全化を進めた。あったか市政第2ステージでは、市役所の建て替え、駅前再開発、病院の移転建て替えに取り組んでいこうと市政運営にあたり、市役所庁舎は完成、駅前再開発は今回8年度の予算をもって基本的に竣工を迎える見通し。市内唯一の救急医療機関である市立病院の移転建て替えは基本設計を進めている最中。建設費高騰が続く中で基本構想の段階では63億だった建設費が基本設計素案の段階では87億円程度に増額となり、30年の起債となる。また、医療機器等は20数億円かかり5年の返済。こちら(5年分)については、30億円の基金を使って通常の返済とは別にしっかり手当し対応する。市立病院は、超高齢社会を迎える中で、周産期や小児医療といった不採算部門も含め、安心して暮らせるまちとして発展していくうえで非常に大事な強みになる施策。財政見通しを持ち根拠を示しながら、市民の皆さんの理解をいただきながら責任をもって進めていきたい。
(続く)