3月議会
蕨の魅力をさらに充実させて〜日本共産党市議団の代表質問(中)
◆多文化共生と人権
鈴木 多文化共生指針における課題と次期指針の検討について見解はどうか。
市民生活部長 多言語翻訳機の導入、啓発紙や生活ガイドブックの発行、交流事業等、外国人住民窓口の円滑化や相互理解促進に努めてきた。生活習慣の違いや情報不足等によるトラブル防止強化が重要。生活オリエンテーションの充実を図る。次期指針は国や県の対応を見極めて適切に改定。
鈴木 外国人への差別的なデモや集会等は問題。多文化共生の正しい情報と本市の魅力の発信、国や県と共同したヘイトスピーチ禁止条例の推進を要望する。
◆防犯対策について
鈴木 巡回パトロール事業の内容等はどのようか。
市民生活部長 警備会社による徒歩での巡回パトロールを本年夏頃より帰宅時間帯を中心に蕨駅周辺で週3回程度実施。監視の目を増やすとともに、路上飲酒・喫煙・たむろ・客引き等に声掛けも実施し、体感治安向上の一助になると期待する。
◆コミュニティバスについて
鈴木 4ルート運行からの利用者はどのようか。
市民生活部長 4ルート本格開始の2020年度が14万4511人で2024年度が27万8132人、2025年度は1月末までで25万7655人。75歳以上の無料パス利用は全体の33・9%。今後の課題は、市立病院移転にかかわるルート見直し等。
◆障がい者施設の整備推進を求める
鈴木 障がい者入所施設の検討、障がい者や家族との協議や相談等はどうか。
健康福祉部長 近隣で入所施設を運営している複数の事業者と、入所施設を新設する際の立地や資金、人材確保などの課題について情報交換を行い、その内容を踏まえ、課題克服のための様々な可能性を研究・検討している。当事者の方々とは、家族の方の集まりに参加し、現状やご要望を伺う機会を設けている。
◆子育て短期支援事業
鈴木 党市議団で要望してきた事業。主な内容は。
健康福祉部長 保護者の疾病などで家庭での児童の養育が困難となった場合等に児童養護施設等で一定期間こどもを預かる「ショートステイ事業」。こども家庭センター「わらここ」が相談対応や申請の受理、利用調整等を行う。施設は、乳児院、ファミリーホーム、母子生活支援施設の3施設と委託に向けて協議し、準備を進めている。年間10件程度の利用を見込む。
◆スマートウェルネスシティ
鈴木 新年度の主な事業はどのようか。
健康福祉部長 新たに「まちなかベンチ」の設置やウォーキング教室を開催する。引き続き「蕨あるこうキャンペーン」や「ウォーキングイベント」開催、健康遊具の設置、歩道の整備等を実施する。
◆市立病院の取り組みと課題
鈴木 経営状況と「危機打開プラン」の取り組みは。
病院事務局長 入院が増加し外来は減少。物価や人件費の増で厳しい。介護施設等へのロビー活動等に取り組む。プランは院内で検討・策定し一部は開始。早期に着実に実行していく。
鈴木 移転建替えについて、財政的な裏付けは。
病院事務局長 財源は病院建設事業債を活用。工事費等の償還期間は30年、医療機器等は5年。開院後5年間の償還額が大きいことから増加分に病院建設基金を充てる。交付税措置や支援制度を可能な限り活用し実質的負担軽減に努める。
鈴木 財政的な困難さなど市民の疑問に向き合うことが大切。また、危機打開プラン」の成否は本事業にとって重要。市長の見解は。
賴髙市長 大変に大きな課題。建設費が高騰し、病院経営は物価高騰、人件費高騰など厳しい状況の中にあるが、財政的にしっかり対応できることを説明するとともに、ローコストの設計にする等、努力してきた。
高度医療や高齢者施設との連携強化、救急搬送の受け入れ拡充など、役割をより発揮することで経営改革につなげていく。医師、看護師、助産師、コメディカルが当事者意識と危機感を持ち、何とかしたいと取り組んでいる。成就させたい。
安心感や発展につながる大事なこととの角度から、認知症対策の他、周産期医療や小児医療の提供などの不採算部門もしっかりやっている。理解していただくとともに、アクセス改善策を検討し、今まで利用が少ない塚越や南町エリアの方々にも利用していただけるように、いろんな機会に説明していきたい。