9月議会
【一般質問】国保、上下水道に関する県の 方針と蕨市への影響などを質問(市議会議員 鈴木さとし)
◆国民健康保険税について
鈴木 負担増につながる県運営方針について目標年次の見直しなど求めていく考えは。また、子どもの均等割減免についての見解は。
市民生活部長 令和9年度の国保税水準準統一の妥当性・公平性を国のプランに照らして検証すること、見直しを検討することを県に要望した。子どもの均等割減免では実施の可否について検討が必要。国には制度の拡充など要望していく。
鈴木 国保被保険者の状況について、所得階層別世帯数の構成はどうか。
市民生活部長 所得階層別世帯数は100万円以下が53・7%、100~300万円が33・3%、300万円超が13・0%。となっている。
鈴木 国保加入者は、比較的低所得層が多い一方で、多額の医療費を要する年齢層も多く、構造的な問題がある。負担増を抑える対応と子どもの均等割り減免について改めて要望する。
◆水道・下水道事業
鈴木 埼玉県の水道用水供給事業の料金、下水道事業維持管理負担金の値上げが伝えられているが内容や今後の計画はどのようか。
水道部長 県から水道用水において約23%引き上げる料金改定方針が示された。12月県議会を経て令和8年4月の改定を予定。
都市整備部長 下水道事業の維持管理負担金は5年ごとに単価の見直しが行われ、現在、県において令和7年度からの単価の改定作業途中。値上げしたいとの説明がされている。
鈴木 影響はどのようか。市民の負担増を避ける対応を検討する考えはないか。
水道部長 市では、令和5年度の受水量ベースで7400万円の負担増。水道事業の健全性を維持するためには料金改定を含めた対応の検討が必要となる。
都市整備部長 値上げ幅に応じ、数千万円の市の負担増が生じる。市民への影響を考慮しながら適正な下水道使用料を検討したい。
鈴木 水は人にとって欠かせない。県に対して値上げの見直しを求めるとともに料金改定では慎重な検討・対応を要望する。
◆ほかに、障がい者入所施設の整備について事業者との踏み込んだ協議など要望。