9月議会
猛暑対策、財政見 通しと市民負担等 市の対応を質問(市議会議員 鈴木さとし)
◆猛暑への対策について
鈴木 高齢者等へのエアコン設置費や電気代等の補助制度を検討しないか。
健康福祉部長 財源確保等が課題。調査・研究する。
鈴木 学校給食センターの冷房等の空調整備が必要と考えるが見解はどうか。
教育部長 厳しさを増す暑さの中で喫緊の課題。空調整備は重要。しかし工事費用の高額化や工事による給食への影響等の課題もあり調査・情報収集が必要。
鈴木 緊急の手立てを取った上で施設面での改善を。
◆多文化共生の取り組み
鈴木 多文化共生指針の実施状況と課題の認識はどのようか。
市民生活部長 83・8%の項目を実施。外国人住民が必要とする情報や生活する上での義務やルール等の理解促進が課題。住民同士が異文化の理解を深める上で、交流機会を増やす等の観点からキーパーソンの発掘・育成に努めている。
鈴木 ヘイトスピーチ等は地域に差別や分断をうみだし、多文化共生を否定しかねない。「外国人が優遇」との言説は事実ではないと認識するが、国保と生活保護の外国人住民の状況は。
市民生活部長 国保における外国人被保険者の割合が25・3%に対し、医療費に占める割合は6・84%。
健康福祉部長 生活保護世帯全体での割合は3・5%(人口の割合は約13%)。
鈴木 多文化共生の意義や「ヘイトスピーチ」の問題点を市民に伝えることが必要。「ヘイトスピーチ禁止条例」の検討を要望する。
◆財政の見通しと市政運営
鈴木 物価高騰における財政見通しと市民負担について市長の見解はどうか。
賴髙市長 健全な財政状況が維持できているが物価高騰などの影響は注視する必要がある。市立病院の建替え等の事業では、財源確保とともに持続可能な行政運営の展望を持ちながら進めることが大切。一方、市民生活は厳しい状況であり、市民生活を守ることが一番の仕事。法律や国・県の関係で市民負担の見直しが避けられない場合でも最低限にとどめ、丁寧な説明に努める等最大限努力する。全体での物価高騰対策も課題はあるが努力したい。
◆他に生活保護制度についても質問