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[障害のある人にとっての暮らしの場を考える]講演会に参加

8月21日、蕨市障がい児者を守る会の講演会が開催され、同会の会員のほか、案内を受けた市議会議員なども出席しました。
 講師は、社会福祉法人みぬま福祉会の松本哲総合施設長。講演では、「暮らしの場はなぜ地域に必要なのか?障害のある人(仲間)たちにとっての暮らしの場とは」をテーマに、自身の経験を織り交ぜながら、入所施設の役割と必要性について、障害のある人にとっての生きがいや成長とのかかわりで語られました。
 以下、出席した鈴木さとし市議から寄せられた感想を紹介します。
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「障害を持つ子どもを一生懸命育ててきた親御さんが高齢となり、親がなくなった後、子どもは生活できるのだろうか」いわゆる「親亡き後」の悩みはこの間も多くの方から寄せられていて、議会でも取り上げてきました。今回の講演会で衝撃だったのは、「親亡き後」ではなく、障害のある人自身、本人主体で考えていくこと、「場所」ではなく「託すべき人」の確保であり、親のタイミングではなく本人の発達課題のタイミングでの暮らしの場への移行を考えること、という指摘でした。
 障害を持たない多くの人は、20~30代に人間関係を広げ、自立の過程を経験します。同様に、障害のある人たちにとっても、施設に入所し、仲間と触れ合う中で成長し、生きがいを見つけていくことが大切であることが、多くの経験とともに紹介されました。施設との交流で地域にも変化が生まれていることも…。
 こうした視点で施設をとらえなおすと、みんなが自分らしく生きられる社会を実現するうえで、入所施設の整備の重要性は一層切実に感じられます。蕨市や近隣での整備には多くの課題はありますが、引き続き実現に向け取り組みます。

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