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市民の声を予算要望に生かしたい〜日本共産党市議団の市政懇談会
日本共産党蕨市議団は、2025年度予算編成に向けた要望書の検討をすすめるとともに、市民の要求を反映させるために市民や市内で活動する団体との懇談を行ってきました。
11月6日に市民会館を会場に行われた市政懇談会には、全日本年金者組合蕨支部、川口民主商工会、蕨市平和を守る会、埼玉土建蕨戸田支部、社会保障をよくする蕨の会、蕨地区労働組合協議会などの団体や障がい者の要求実現に取り組んでいる市民などが参加しました。
冒頭、鈴木さとし党市議団長があいさつに立ち、今年度予算では高齢難聴者への補聴器購入補助金など多くの要望が実現し喜ばれていることを紹介。同時に、引き続く物価高騰や国の悪政の影響は深刻と述べ、くらしを支えるあったか市政をさらに前進させるためにも、要望や思いなど率直に話していただきたいと語りました。
その後、参加者からは意見や要望が発言され、市議団からもこの間の取り組みや方針委などについて説明を行いました。
最後に、山脇紀子市議から、今日の懇談会に限らず、要望や意見は絶えず受け付けていること、市民と力を合わせて実現を目指すことなどが表明され、懇願会は終了しました。
以下、この日の懇談会での発言について主な内容を紹介します(順不同)。
◆国が入所施設を増やさない方針をとる下で、重度の障害を持つ子どもを育ててきた親の不安や悩みは高齢化によりさらに深刻。入所施設など暮らしの場の整備は待ったなし。重度の障害に対応したグループホームの検討も含め必ず実現を。
◆公共工事での公正な労働条件などを定める公契約条例を実現してほしい。建設業界でも週休2日制など労働改革への対応も大切。土建国保の補助継続を望む。◆敬老祝金は現行のまま継続してほしい。高齢難聴者への補聴器購入補助金はありがたかったが、国に補聴器への保険適用を要望してほしい。また年金制度の改悪に反対し充実を求めていくことも重視してほしい。
◆自衛官募集事務と蕨市のかかわりについて意見がある。また、総合防災演習での自衛隊車両の展示はやめてほしい。
◆蕨で国保税が引き上げられたのは県や国の方針の影響だが重大な問題。せめて子どもの均等割りをゼロにするなどの対応を。
◆地域事業者の経営を支援するうえで、織りなすクーポンを再び実施すること、リフォーム助成などを拡充することを要望する。
◆物価高騰は深刻。対策を重視してほしい。
◆介護では基本報酬見直しの影響が深刻。特に在宅介護を支える地域の事業者が存続できるよう対策を。
◆民間保育園も含めた保育士の確保とともに処遇改善の取り組みをしてほしい。
◆教員の多忙化への対応にかかわり「未配置未補充の根絶」を強く要望する。