平和
戦争させない!9条こわすな!オール埼玉総行動に4300人
6月8日、第14回オール埼玉総行動が北浦和公園で行われました。この取り組みは、政党や団体の枠組みを超えて、9条改憲反対、日本の政治に立憲主義を取り戻すことなどを掲げて幅広い市民の手により開催されてきました。この日も、後援団体の埼玉弁護士会、連合埼玉、埼労連、政党では日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党の代表が出席。県内各地から広範な個人や団体が参加し、会場は熱気にあふれました。
主催者を代表してあいさつに立った小出重義実行委員長は、冒頭、現在の政治状況について「戦争する国になるかどうかの岐路に立っている」と述べ、この間の岸田政権の対応を厳しく批判。「誤った抑止力論から脱却し、戦争への道から引き返そう」と訴えました。
協賛団体からのあいさつに続き、ゲストスピーチを行った菱山南帆子・総がかり行動実行委員会共同代表は、立場の違いを超えて一つの目的のために結集する「オール埼玉総行動」の意義を強調。「改憲を止めてきた私たちには大きな力がある」「デマやフェイクに負けず、対話を広げよう」と呼びかけました。
野党代表も出席しあいさつ。日本共産党からは伊藤岳参議院議員がはたやま和也、矢野ゆき子両参院比例候補らと共に登壇し、「アメリカいいなりから抜け出し、憲法9条に基づく対の話外交を。政治選では埼玉から平和ののろしを上げよう」と訴えました。若い世代からのリレートークもあり、最後に集会アピールを確認し閉会しました。
その後、参加者はさいたま市内をパレードし、ともに政治を変えようと、沿道の市民に呼びかけました。
会場では15区市民の会の集会も行われました。15区市民の会代表委員の今井弘行氏や、埼玉市民連合の野田静枝共同代表があいさつ。立憲野党からのあいさつでは、金子あきよ党さいたま市議が、共闘をすすめ政治を変えるために全力を挙げる決意を表明しました。佐藤一彦15区市民の会事務局の行動提起を行い、杉本憲共同代表委員が「被爆者のみなさんがノーベル平和賞を受賞された。憲法を守り戦争のない社会のために頑張りろう」とまとめました。