くらし・生活

二十歳の門出にエール　蕨市成年式

1月13日、第79回蕨市成年式が行われました。対象は今年度に20歳になる６４６人（市内在住者）でした。開会前の会場周辺では、市外在住の蕨市出身者も含め、再会を喜ぶ多くの出席者の姿であふれました。
　蕨市では終戦後の困難な時代に、次代を担う青年を励ます趣旨で成年式が行われ、その後、全国に成人式として広がりました。また、毎年、20歳を迎える世代による実行委員会が式典を運営するのも恒例。今年も実行委員の紹介でスタートしました。
　主催者を代表してあいさつに立った賴髙英雄市長は、二十歳の門出にお祝いの述べるとともに、今年が終戦から80年の節目の年となることを紹介。戦前は徴兵の年齢だった20歳が、戦後、蕨の成年式により若い世代の門出を励ます機会となったと、その意義を語りました。さらに、若い世代の中で、平和や人権、環境など未来にかかわるテーマに関心が集まっていると述べ期待を表明。蕨市として若い世代の未来を応援する立場を強調しました。
　その後は青年の主張などが行われ式典は終了。お祝いの企画などもあり、楽しい交流が広がりました。