くらし・生活

物価上昇を上回る大幅賃上げを！埼玉中央メーデー

5月１日、第96回埼玉県中央メーデーがさいたま市北浦和公園で開催されました。、県内各地の労働組合や市民団体など１１００人が参加。蕨からも70人を超える仲間たちが参加しました。日本共産市議団も鈴木さとし・やまわき紀子両市議が参加しました。
　あいさつした藤田省吾実行委員長（埼労連議長）は「物価高騰が止まらず、ことしの春闘の賃上げでは実質賃金が追いついていないのは明らか」と指摘しました。さらに、「高額医療費負担上限額の引き上げ凍結、埼玉県議会の『インボイス制度廃止』の意見書可決など、国民が声をあげ、行動することで政治が動いたと強調。「中小企業の賃上げへの直接助成や社会保障制度の拡充などをめざし当面５パーセントへの緊急減税を求め、来る選挙戦では新自由主義を転換する政治の実現を」と呼びかけました。　　
　来賓として蕨市の頼高英雄市長もあいさつに立ちました。高校卒業までの医療費無料化や、第２子からの学校給食費の無償化、学校体育館へのエアコン設置、学校トイレの洋式化、高齢者の補聴器補助などマニフェストの実現をすすめていると紹介。「引き続き、物価高騰から市民のくらしと営業を守る、あったか市政をすすめていきます」と話し、会場から拍手がわきました。
　日本共産党から塩川鉄也衆院議員、伊藤岳参院議員、柴岡佑真県委員長らが出席しました。伊藤氏は物価高騰や「トランプ関税」への不安が広がる中、「消費税廃止をめざして５％に減税し、一世帯あたり手取りを12万円増やそう」と訴えました。
　国民のいのちと暮らしを守り、憲法を生かす政治の流れをつくり、国民要求実現をかちとるために、選挙闘争に勝利しようとのメーデー宣言を採択しました。
集会後は晴れ渡る青空のもとで、「憲法守ろう」「最賃あげろ」などのスローガンを掲げ県庁までパレードしました。