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くらし・生活

市民と市長との意見交換  市長タウンミーティング(その2)

4月12日から20日、市内7会場で毎年恒例の市長タウンミーティングが開催されました。参加者はこれまでで最も多い678人。
 各会場では、市長が2025年度予算の内容を中心に市政について報告。続いて市民から出された質問や要望に市長が答えました。参加した市民からは「思い切って発言したが、市長に要望を伝えられてよかった(東公民館)」「市長が、気づかないことについては発言してもらえることはありがたい、と言っていたが、タウンミーティングの良さだと思う(中央公民館)」などの感想も聞かれました。
市長と市民のやり取りから、いくつかについて概要を紹介します。なお、各会場の参加者数や発言・回答の詳細は、市ホームページで公開されています。
 発言から…
◆外国人犯罪により治安が悪化しているといわれるが市長の見解は?
市長:市内の犯罪件数は、
大幅に減少している。しかし、不安を感じる人がいることも事実であり、警察と連携するとともに、今年度は蕨駅の東西口で青色防犯パトロールを開始するなど、安全対策を進める。
◆障がい者入所施設を作ってほしい。障がい者も一緒に暮らせるまちづくりを。
市長:必要性は承知。当事者の皆さんから直接ご意見を聞かせていただき、近隣の社会福祉法人とも協議を重ねている。施設整備は、市内に広い土地が残っておらず非常に地価が高い状況もあり難しいが、近隣市との連携や法人との協議を続け、頑張っていきたい。
◆錦町区画整理事業の現在の状況では、あと25年くらいかかる。年間5棟でも10棟でも増やしてほしい。
市長:もなるべく早く進めたい。何より財源確保が重要だが、ボートレース戸田からの収入が大幅に減り大変厳しい。国の補助金も少なくなっている状況だが、年度当初だけでなく補正予算でも財源を確保するなど、最大限努力していきたい。
◆公民館の冷暖房の効きが悪かったり、雨漏りするなど老朽化してきている。建替え・改修等できないか。
市長:基本は今ある施設を長く使えるようにと考えていて、必要な改修は行っていきたい。優先順位を考えながらになるが、公共施設の改修予算を増やしつつ、対応していきたい。
◆市民体育館3階のアリーナに空調を。空調がつくまでの間、網や簡単な柵をつけるなどして、窓を開けられるようにしてほしい。
市長:アリーナの空調の必要性は十分承知しており、検討したいと思っている。風の影響など調査を行っているが、なるべく早く対応したい。窓については、担当に伝えたい。エアコンがつくまでの応急措置として、新年度は大型扇風機や冷風機を
増やす予定。今後も環境を整えていきたい。
◆水道基幹管路や重要施設配水管の耐震化率は9割以上だが、基幹管路から枝管まで全て耐震化されている世帯はどのくらいか。
市長:基幹管路などの耐震化は、復旧や避難所運営の観点からも非常に重要。枝管も含めた全体の耐震化率は、まだ高くない。なお、地震の揺れによる赤錆の発生や埼玉県の浄水施設の損傷、枝管の損傷など、地震の状況によっては一定割合で断水が発生する可能性は否定できず、家庭での水の備蓄などの備えが重要。
◆水道料金について無理のない範囲でどこまで維持できるか。今後の方針は?
市長:蕨市は現在、なんとか赤字にならずに経営できている状況。水の約7割は埼玉県から買っていて、令和8年4月から値上げされることが決まった。影響は大きく料金の見直しは避けられないと考える。できる限り抑えられるよう検討を重ねていきたい。

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