くらし・生活
市立病院建替え整備 特別委員会報告(市議会議員 鈴木さとし)
7月31日、第11回蕨市市立病院建前整備特別委員会が開催されました。この日のテーマは、①委託業者の選定、②進捗状況と事業スケジュール、③病院の経営状況の現状と課題、取り組み状況などです。
はじめに病院担当者からそれぞれのテーマについて説明がありました。主な内容は以下の通りです。
◆委託業者選定について
工事設計委託は、プロポーザル方式で(株)内藤建築事務所東京事務所と契約を手結。点数が高かった主な内容は、最も蕨市の課題を理解し、現状を把握した提案を行ってきた点など。
◆設計のスケジュール
○7月~8月:全体計画
○9月~11月中旬:配置・平面プランの検討
(地元説明会)
○11月中旬~1月末:構造、電気・機械設備等各計画検討
○2月~3月:基本設計策定作業
(地元説明・パブリックコメント)
○3月末:基本設計策定
◆経営状況の現状と課題、取り組み状況など
2023年に新型コロナにかかわる加算が廃止されたことなどで経営状況は厳しくなっていること、昨年度は人件費高騰などの影響もあり、引き続き厳しいことなどが具体的に示されました。一方で、整形外科で医師確保により7月から2人体制となったこと、産婦人科も4人体制となったこと、前立腺がん検診の受け入れ実施や地域包括ケア病床(8床)確保など新たな取り組みが進められていることなど、この間の努力が説明されました。
各委員からは、設計業者選定過程についての質問や経営改善に向けた努力内容についての質問や意見などが出されました。
私からは、「救急の受け入れに応えられる病院」「他院からの転院先として利用できる身近な病院」という二つの市民の要望を紹介し、具体化を経営改善につなぐ方向性などについて発言しました。