くらし・生活
第44回わらび母親大会
8月24日、蕨市民会館において「第44回わらび母親大会」(主催:同実行委員会 後援:蕨市・蕨市教育委員会)が開催されました。暑い中、100名近い参加者で会場はいっぱいになりました。
小宮冨美子実行委員長は開会あいさつで「今を戦前にさせないために、しっかり学んで力にしていきたい」と述べました。来賓として頼高英雄蕨市長がかけつけあいさつしました。市長は、母親大会の原点は平和が原点にあると述べ、戦後80年・蕨平和都市宣言40周年の平和事業を紹介。「核兵器のない世界のために若い世代へと伝えていくとともに、市長としてしっかりとりくんでいきたい」と話しました。
1部はくらもちやすこさんによるコカリナ・ミニライブでコカリナのここちよい音色に包まれました。
2部は「いまを戦前にさせないために~戦後80年原点に立ち返り平和を考える」と題して県平和委員会代表理事の二橋元長さんが講演しました。
二橋氏は2025年はどんな年なのかについてふれ、戦争はしないと誓った日本では、いま「戦争する国」づくりへ向けた基盤整備がすすめられていると資料を使って詳しく説明しました。いまこそ「戦争の準備」ではなく「平和の準備」をしようと述べ、核兵器禁止条約の成立・発効や被団協のノーベル平和賞受賞の流れを確信にして戦後80年・被爆80年を平和への大きなうねりの年にしようと訴えました。
参加者からは台湾有事や多文化共生などさまざまな質問が出され、二橋氏が丁寧に答えました。
会場ではロビーショップも開催され、買い物を楽しむ様子もありました。