くらし・生活

錦町地区計画の変更などを答申/ 都市計画審議会報告(市議会議員　鈴木さとし）

10月29日、２０２５年度第一回蕨市都市計画審議会が開催されました。
　はじめに、会長に原田啓美氏を、副会長に山際幸平氏をそれぞれ選出し議事に入りました。
　今回諮問されたのは議第１号蕨都市計画地区計画の変更について（蕨市決定）と、議第２号蕨都市計画生産緑地地区の変更について（蕨市決定）の２件です。
議第一号については、現在建物の高さ制限が設けられている錦町地区計画で、①既存不適格（計画策定時に基準に合わず現在までそのままの状態である建物）については、建て替えや増築の際に、現在の高さの範囲で認める、②公益上やむを得ないと認められる建物の建築で事前に都市計画審議会の承認を得たものは建築を認める、とする内容です。審議では、計画時の状況と今日の変更にあたっての状況の違いなどについての質問や際限なく高い建物が建築される状況を防ぐ対応などについて議論が交わされました。
　議第２号は、市内に18地区２・73㌶存在する生産緑地のうち、１地区については面積と区域の変更（縮小）、２地区については廃止するもので、面積は合わせて０・55㌶の生産緑地が減少します。これは所有者の申し出によるもので、一定の手続きを経て提案されたもの。　審議では、市に対して生産緑地の維持の努力を求める発言や市有地の確保を求める発言などがありました。
採決では、どちらの議案も全会一致で原案の通り答申することと決定しました。