くらし・生活
JR京浜東北線などワンマン運転で安全は大丈夫?:さいたま市で緊急学習会
6月28日、さいたま市浦和区と南区の革新懇が主催する「緊急学習会・ワンマン運転で安全は大丈夫」が開催されました。
JR東日本は、車掌が乗車しない運転手のみのワンマン運転を昨年3月から南武線(立川~川崎間)等で実施。来年3月からは京浜東北線(大宮~南浦和間)等での実施を予定し、2030年頃までには京浜東北線(南浦和~蒲田間)、埼京線・川越線、山手線でも実施するとしています。
一方、ワンマン運転になった南武線では、遅延の状態化や乗客の乗り残し、ドア挟まり、停車駅の通過等のトラブルが発生。運転手の負担増や緊急対応への不安も指摘されています。
今回の学習会には、さいたま市の他、隣接する蕨市、戸田市の市民も参加。日本共産党からは、梅村さえこ元衆議院議員、鈴木智蕨市議等各市の議員が参加しました。
はじめに、経営学・公営企業論・鉄道政策論等を研究している安藤陽・埼玉大学名誉教授が講演。安藤氏は、1980年代からすすめられた国鉄分割民営化と、「利益第一主義」の経営への変化、利便性=サービスの低下と安全輸送に対する不安について指摘し、ワンマン運転化との関連について解説しました。また、コロナ禍から経常収支が回復し、株主配当も増え続けている経営状況でも、さらなる利益のためにサービスや安全が犠牲となってきた状況を具体的に紹介。安全対策についても、ホームドア等の設置で解決しない問題があること、ワンマン運転の運転席の安全確認モニターの状況等の問題をあげ、公共交通の担い手としてのJRの社会的責任について強調しました。
講演に続いて、「JRと公共交通のあり方を考える首都圏連絡会」等の市民運動からも報告があり、ワンマン化の弊害や安全性への不安が実例や現場の声とともに指摘されました。
最後に、ワンマン運転導入中止を求める要請書名や宣伝などの取り組みが呼びかけられました。
終了後、蕨市からの参加者は、「深刻な問題。多くの人に知らせたい」「蕨市も無関係ではいられない」等の感想を語っていました。