社会保障
いのち・くらし守る社会保障の充実めざして~社会保障をよくする蕨の会総会
3月25日、社会保障をよくする蕨の会の総会が行われました。
初めに佐藤一彦会長(地区労議長)が開会の挨拶で社会保障に関するいくつかの課題について指摘。地域から大本の政治を正していく動きを広げようと呼びかけました。
続いて、来賓として出席した賴髙市長が市政報告を兼ねて挨拶。閉会した3月議会を振り返り、老朽化する社会インフラへの対応、子育て・教育、健康づくり、市立病院の移転建替え、暮らし応援・物価高騰対策などに全力で取り組む決意を表明。市民からの声が大きな力になると述べ、あったか市政のさらなる前進を、と強調しました。
同じく来賓の段和志・県社保協事務局長は、「社会保障の前進を勝ち取るために」とのテーマで講演。高額療養費大改悪の撤回を求める、国保税県内統一を中止させよう、介護をだれもが利用できる制度に、後期高齢者医療の2割負担の「配慮措置」の継続を求める、の4つの角度から今日の問題点と運動の方向性について語り、政治の重要性について解説しました。
総会では、学習会や市との交渉や懇談などに取り組んできた活動を振り返り、新年度の運動の飛躍をめざす活動方針・予算案等が提案され、議論が交わされました。また、議論の中では社会保障をよくする蕨の会を構成する各団体の活動も紹介。発言者からは、国会要請行動やアンケート、相談活動の経験、年金や生活保護をめぐる裁判の報告、市立病院や物価高騰対策についての要望などが生き生きと語られ、運動の方向性が深められました。
最後に、佐藤一彦会長など、新年度の役員を選出し、引き続き各団体で役員を担っていくとの方向性についても確認。閉会の挨拶では、鈴木智事務局次長(日本共産党市議団長)が、地域で社会保障をよくする会が活動している意義を強調し、市民の声で政治を変え社会保障の充実をめざそう、と訴えました。