改選後初の市議会(臨時会)で役職決まる
公平な配分で大きな前進─日本共産党が常任委員長獲得─

 
6月1日投票の市議選で当選した議員の任期が7月20日から始まり、7月22日から24日まで臨時市議会が開かれました。
 最初の議会では、議案の審議に先立って議長など議会役職の選挙が行われます。日本共産党は、議会の役職については各会派の話し合いで公平に配分すべきと従来から主張してきましたが、今議会は市民ネット21(4人)及び三会派(社民・自民・民主)の「連合」(3人)との間で話し合いによる役職配分で合意が得られました。しかし、新政会(8人)及び公明党(4人)が拒否したため、「日本共産党・市民ネット21・『連合』」と「新政会・公明党」とがそれぞれ統一候補を立てて、投票(得票が同じ場合は抽選)で当選者を決めることになりました。
 その結果、議長に岡崎春雄氏(自民)、副議長に今井良助氏(新政会)、議会運営委員長に小林正氏(社民)、総務委員長に岡田栄次氏(新政会)、環境福祉経済委員長に新藤喜六氏(市民ネット21)、教育まちづくり委員長に志村茂氏(日本共産党)が当選しました。日本共産党から委員長が選出されたのは蕨市議会初であり、今までの役職配分がいかにゆがんでいたかを物語るものです。
 今回12名の議員が役職配分で協力しあえたのは、合併問題で市長の独断専行を許さないという一致点があったからですが、政策的な一致点がなくても、議会の役職は民主的な話し合いで公平に配分することが大切です。今回の役職選挙で、議会の半分の議員が一致して行動したことは、大きな前進です。市長提出議案は人事案件4件(公平委員会委員と監査委員)、補正予算1件、工事請負契約1件(北小の改築)が提出され、日本共産党の梶原秀明議員が質疑を行いました(別掲)。議案はすべて全会一致で可決しました。

今議会で決まった役職(敬称略)
議長 岡崎春雄
副議長 今井良助
議会運営委員会  
委員長 小林 正
副委員長 鈴木 巌
総務常任委員会  
委員長 岡田栄次
副委員長 比企孝司
環境福祉経済常任委員会  
委員長 新藤喜六
副委員長 山脇紀子
教育まちづくり常任委員会  
委員長 志村 茂
副委員長 川島善徳
監査委員 松本 徹
蕨市農業委員 川島善徳
  清水直子
  池上東二