三市合併問題・コミュニティバスの拡充等を質問 =志村しげる=

 志村茂議員は最初に、9月初めに「広報わらび」と一緒に配布された青い表紙の「三市合併問題 未来のまちを考えよう!」というパンフレットについて、事実を正確に伝えておらず、市民に「合併は仕方ない」と思わせるような意図的な記述が多いと指摘しました。
 例えば蕨市の収入について、市税収入の不足を補う地方交付税の役割が正しく説明されておらず、市税の減少をことさら強調したり、地方交付税と同等の扱いで発行されている「臨時財政対策債」の収入を全く説明していない(両方をあわせれば平成15年度が一番多い)ことや、市税と地方交付税を別々に多い年度と平成15年度を比較し、「こんなに収入が減っているから蕨市ではやっていけない」と描くなど、たくさんの不正確な記述や歪んだ説明で市民を合併に誘導するものだと指摘しました。

◆住民投票について
【質】今まで市民意識調査をやらずに合併協議を進めてきた。今となっては意識調査ではなく、住民投票で合併の是非を問うべきだ。
【市長】新市十カ年計画ができた段階で、市民意識調査がいいか、住民投票がいいか考える。
【質】昨年12月に合併協議会を立ち上げるとき市長は、「平成15年の意識調査は当然早い時(7月)に行って、集計・発表は今頃(12月)になる」と答えていながら、今年は意識調査をやらなかった。住民投票をやると言えないのか。
【市長】今は判断できない。

◆コミバスの拡充について
【答】ルートの調査をしている。来年には運行したい。

◆学童保育の@指導員増員A保育時間延長、について
【答】@現体制で行く。A今後、実態把握に努める。

◆通学区域の自由化で生じる懸念の対策について
【答】安全な通学路を定めるなど対応したい。