市民合意のない合併のための支出に反対 総務常任委員会報告 市会議員 清水直子

 総務常任委員会は9月9日に開かれました。付託された案件は3件です。
◆2004年度一般会計補正予算の総務関係では、各町会に支給する防犯対策のための備品(ベスト、安全灯、アラーム、横断幕、パンフレット)の費用、郷町会会館の建設補助金が計上され、全員賛成でした。
◆「川口市、蕨市、鳩ヶ谷市合併協議会の廃止について」は、市民合意のない3市合併が破綻したことにより9月30日で協議会を廃止するもの。廃止後の文書保管など9月29日に協議書を取り交わします。この議案にも委員全員が賛成しました。
◆2003年度一般会計決算認定は総務に関わる部分では、審議の中で明らかになった以下の問題点から日本共産党は反対しました。
 1つは部落解放同盟など、「糾弾・確認行為」と呼ばれる人権侵害行為を行っている団体が主催する同和研修への参加(詳しくは志村議員の質疑に掲載)で、その突出ぶりは異常です。
 2つ目には、合併協議会負担金への支出です。市民の意向を確認することなくすすめられ、市民を混乱に巻き込んだまま破綻したこと自体がこの支出の問題をしめしています。この支出に対して、市長は全く反省する姿勢は示しませんでした。
 3点目は、やはり市民合意のない蕨駅西口再開発のための基金への積み立てです。再開発よりも優先すべき市民要求がたくさんある中で5千万円もの積み立てがされています。
 その他、防災用備蓄品の乾パン、粉ミルクが目標量に対して達成率が低いことも審議の中で指摘しました。
 この決算認定には市民ネット21も反対しましたが、新政会、公明党、自民党は賛成し可決しました。