大型開発計画を白紙撤回し、市民の望むまちづくり・教育環境の整備を求める 〜教育まちづくり常任委員会の報告〜
市議会議員 志村しげる
市議会議員 鈴木さとし

 教育まちづくり常任委員会は10日に開催され、条例案2件、補正予算案4件、05年度予算5件、市道の廃止・認定について審議されました。

中高層建築物の建築に係る事前公開及び紛争の調整に関する条例
 一定の評価ができるものとして賛成。全会一致で可決されました。

2005年度一般会計予算
 審議の中心的な論点は以下の点でした。第一に蕨駅西口再開発・中央第一区画整理など大型開発のための予算や、同和事業に偏った研修参加のための特別旅費など、支出すべきでない予算が計上されていることです。特に再開発については、市財政への影響や反対権利者等問題がある中で、具体的な事業を推進するためのものとなっていて重大です。第二に、市道の舗装補修、公園の維持管理、校舎や体育館の耐震診断と改修、事業の遅れが深刻な錦町土地区画整理事業特別会計への支出金などは一層の支出が必要です。第三に、補助金の一律10%削減など、行政経営戦略プランの市民負担増の内容を先取りしている問題です。公園などの自主管理団体への補助金や林間学校の補助金など、市民生活への深刻な影響も明らかになりました。日本共産党は、以上の点を指摘し反対しましたが、採決では他の全会派が賛成しました。

錦町区画整理特別会計
事業の遅れが重大であるにもかかわらず、33棟の家屋移転しか予定されていない問題、5年計画が示されていないなどの問題を指摘し反対しましたが、他会派はすべて賛成しました。

中央第一区画整理特別会計
 莫大な事業費などを指摘し、現計画の凍結と今日にあった計画への見直しを求め反対を表明しましたが、他会派は全て賛成しました。

※他の議案は全て全会一致で可決されています。