合併の必要性だけを強調する説明 市主催の合併市民説明会

 5月7日から27日まで市内全域で計10回の「3市合併市民説明会」が蕨市主催で開かれています。5月7日(金)午後7時から南公民館で第1回目として開かれた説明会には市長、助役、収入役、教育長以下、部長全員が出席しました。市民は105名が参加しました。
 まずはじめに田中市長が挨拶し、合併しなけらば蕨はやっていけないという説明だけをして「8月の住民投票の結果をみて合併するかしないかの判断材料にしたい」と述べました。
 その後、三谷政策参事が合併協議の経過と結果について、新市建設計画の中間報告の概要を説明しました。その中では、「合併したら合併特例債というアメがもらえる。合併したら人件費が節約できるので、それを福祉にまわせます。」との説明がありました。しかし、この合併特例債は借金にすぎず、3割は返済しなければなりません。また、削減した人件費分も合併して11年目からは国からの交付税が減らされるので、それを福祉に使えるような言い方は間違っています。
 参加者からの質問では、合併の議論をしている最中でどうして新市名称募集が行われるのか。新市建設計画はよくわからない等、多くの質問や意見が出され、市長が答えました。