合併協議会 新市の名称、議員の任期・報酬等を協議

 第8回法廷合併協議会が7月1日、鳩ヶ谷市役所で開かれました。議題は、@新市の名称について、A議員の定数と任期及び報酬等について、B地域審議会の協議と合わせて「合併特例区」「地域自治区」の設置を協議の対象にすることについて、の3件で、その他に条例の取り扱いに関する報告がありました。

新市の名称は決まらず

 新市の名称の決め方は、小委員会が選んだ6点の中から1つにマルをつけて投票する方法としました。結果は、川口市21票、武南市19票、白紙1票という結果で、いずれも出席委員の3分の2以上の得票を得られず、決定には至りませんでした。(「委員の意見が一致しない場合は、出席委員の3分の2以上の委員の賛同を持って方針を決定する」という合併協議会の会議運営に関する申し合わせがある)。次回7月12日に、協議を続けることになりました。

議員の任期は1年半延長し、報酬等は川口市に合わせることを決定

 議
員の定数・任期・報酬等(報酬、期末手当、費用弁償、政務調査費)については、委員会の調整方針が@定数は56人、A新市になっても89人の現議員が1年半議員として残る、Bその間の報酬は川口市に合わせる、というものだったので、それについて意見を出し合いました。
 志村茂委員は、「本来は合併と同時に選挙を行うべきだが、任期を延長(合併特例法の在任特例の適用)するのであれば、報酬等は現在のまま(3市が異なったまま)にするべき」との意見を述べました。
 採決の結果は、賛成31名、反対10名で可決(3分の2は28名)しました。蕨市選出の委員で反対したのは志村委員と新藤委員だけで、小委員会で反対した宮崎委員は賛成に転じました。

「合併特例区」「地域自治区」の設置について協議することを決定

 「合併特例区」と「地域自治区」は、先の国会で法改正がされたもので、今までの合併協議会では協議項目に入っていませんでした。そのため、新たに協議の対象にすることについてが諮られたわけですが、川口市の委員が猛烈に反対したため採決を行い、その結果賛成が3分の2以上だったため、小委員会で「合併特例区」「地域自治区」の設置についてきょうぎすることになりました。