3市合併ストップ!!市民大集合に600人 「国を滅ぼし、地方を滅ぼす市町村合併」小池清彦・新潟県加茂市長が講演

 3市合併の是非を問う住民投票日まで後2週間と迫った7月17日、3市合併ストップ市民の会主催の市民大集会が行われました。参加者は約600人。会場は、3市合併をストップさせたいという熱い思いであふれました。
 主催者挨拶に立った東顯世話人は、新市名称「武南市」をめぐる川口市内での議論や動きにもふれながら、川口の動きにかかわらず3市合併は私たち蕨市民の手でストップさせようと訴えました。続いて、壇上に並んだ市民の会の世話人4人と議員の会に参加する市議会議員11人がひとりひとり紹介され、参加者から激励の拍手を受けました。
 その後の講演は、「国を滅ぼし、地方を滅ぼす市町村合併」をテーマに、小池清彦・新潟県加茂市長を講師に行われました。小池氏は、イラクへの自衛隊派兵反対を訴え続けている現役市長としても有名ですが、小泉内閣の進める市町村合併飲む順を追求し地方自治の立場から批判していることでも有名な方です。
 「かつて、日本が滔々として大東亜戦争への道を突き進んでいったとき、どのように罵られようとも、その道は間違っていると発言することが正しい行動であったのであり、私も同じ思いで、あえて発言させていただく次第であります。」という言葉で講演は始まりました。合併の論拠は地方のためでなく700兆円の政府の財政赤字であること、合併特例債には様々な制限があること、合併によって将来の地方交付税が激減されることなど、現役市長としての思いも交えて語り、小泉内閣の政策で厳しい面はあるが、合併することが最悪の選択であることを強調。場内は大きな拍手につつまれました。
 集会は、その後、具体的な行動のお願いが行われ、江川好雄世話人の挨拶で閉会となりました。
 参加者からは、「いい話が聞けた」「今度はこの内容で学習会を開きたい」「たくさんの参加者で運動の広がりを感じた」など積極的な感想が寄せられました。