被爆者と心をひとつにして 被爆者連帯・援護わらびの集い開催される

 原水爆禁止蕨市協議会は12月4日(土)午後から自治会館において、24回目となる被爆者連帯・援護わらびの集いを開催しました。
 山脇副会長の司会で集いは進められ、はじめに炭谷会長の挨拶の後、一年間蕨駅頭などで寄せられた被爆者援護のための募金を、埼玉県原爆被害者団体協議会と蕨市被団協の方へそれぞれ手渡されました。
 集いには田中県被団協副会長、加良谷県被団協事務局長、服部蕨市被団協会長の3名が出席され挨拶がありました。田中さんは「全国各地で原爆症認定の集団訴訟を起こしている。日本の被爆者対策は一環してアメリカ従属の体制に変わりはない。埼玉でも訴訟が予定されるのでぜひ支援をお願いしたい」と述べました。加良谷さんは、埼玉県の原爆症認定に対する不祥事について報告され、「認定申請書にはその人の命がかかっている。不祥事がわかったのも被団協のおかげだと感謝の電話が殺到した。これからも、被爆者のために頑張っていきたい」と話されました。服部さんは「被爆体験を話し、伝えていくことは大事な事。家庭でもぜひ戦争や原爆の事を話題にしてもらいたい」と述べました。
 その後、参加者ひとりひとりが自己紹介と共に平和への思いを語り、交流しました。