「市民の声を聞いていない」「財政計画を明らかにしてほしい」駅西口再開発・計画変更案に関する公聴会で批判あいつぐ

 12月25日(土)、旭町公民館で蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業の都市計画変更案に関する公聴会が行われました。公述人は14人、申出書受付順に1人10分以内で意見を述べました。
 14人のうち明確な反対意見が11人、賛成意見は2人、まだどちらとも言えないという意見が1人ありました。
反対意見としては、資金計画が明らかにされていない、財政が厳しいのなら市民への犠牲を検討する前に大型開発を見直すべき、区域内住民の賛成がないまま都市計画をすすめようとしている、保留床を住宅中心にすることへの疑問、周辺住環境への悪影響など、それぞれ公述人自身の思いが語られました。
 賛成意見としては、蕨駅西口の活性化は必要、人口を増やすために高層化すべきとの意見が出されました。どちらとも言えないという方でも、このまま情報が少ないなら反対、市民の金をあてにして経営するのはごめんだ、市民の声を反映すべきとの意見が出されました。
当日は公聴会の傍聴に28人が参加しましたが、公聴会の設定自体が、師走の忙しい時期や、狭い会場でやることへの批判も出されていました。
公聴会の最後に、市街地開発室の酒瀬川室長は「皆さんの意見をとりまとめ、都市計画審議会で検討していく」と述べました。