あなたも百歳まで生きられる健康講演とドクター落語で楽しく勉強 社会保障をよくする蕨の会

 
社会保障をよくする蕨の会(石川保会長)は2日、健康講演会「あなたも100歳まで生きられる」を市民会館でひらき、85名が参加しました。講師は、芝病院名誉院長の稲垣元博医師。86歳のいまでも週1回病院で診察をして、冬には若者とスキーに出かける元気な人。みずからも100歳まで生きる実験中だとのべ、用意した椅子にはすわらず1時間40分立ったままで講演しました。

 先生は、日常生活で守るべき健康の原則として7つを解説、これを実行すれば100歳まで生きられると訴えました。第一は労働。働きすぎないこと、1時間の休憩を含め8時間以上働いてはいけないと強調。第二は栄養。自身の食生活を紹介し、1日30品目の副食物の摂取を勧めました。1日300t以上の牛乳を50年間飲み続けている先生の骨は35歳なみの強さとのこと、スキーで転んでもびくともしません。第三に睡眠。免疫力を保つには7-8時間の睡眠が必要です。第四に入浴、毎年1万5千人がお風呂で亡くなっている現在、お風呂場が温かくなってから入ること、半身浴、入浴の前後に水を1杯飲むことを勧めます。第五にストレス解消のため休養と趣味の大切さ、第六に運動。1日1万歩以上歩くこと。それがだめでもせめて朝昼晩と10分ずつの歩きを。最後に人間ドックでチェックすることを呼びかけました。

講演のあとは、ドクター落語「オッパイは成功のもと」で会場を笑わせました。

 先生の書籍として、「100歳までの上手な生き方」(角川書店)と「定年後をともに楽しく」(かもがわ出版)が紹介され、参加者が買い求めていました。「私も食品30品目を心がけている。これが正しいことを先生に証明してもらった」などの感想が寄せられました。