税金・公共料金の連続値上げは中止を! 「みんなの市長をつくる会」が4229筆の署名を添えて申し入れ

蕨市は行政経営戦略プラン(案)の中で、06年度に都市計画税の値上げ、07年度には国保税・下水道料金などの値上げ、08年度に一般家庭ゴミ有料化の方針を示していますが、市民生活墓につながる重大な問題となっています。

これに対して、7月29日、「みんなの市長をつくる会」では、田中市長に対して、税金・公共料金の連続値上げ中止を求め、市民から寄せられた4229筆の署名を手渡すとともに申し入れを行いました。この日の参加者は■団体●人。日本共産党からは志村・鈴木・梶原の各市議が参加しました。

  冒頭、頼高英雄・みんなの市長をつくる会代表委員が書名を手渡すとともに、「市民生活に重大な影響を及ぼす」こと、「2つの大型開発が聖域」とされている状況等を指摘し、「『市民に値上げ・有料化を押し付ける前にムダをなくしてほしい』これが多くの市民の気持ちです。」と訴えました。また、8月に意見集約が行われる行政経営推進会議において、値上げ・有料化反対の申し入れが署名を添えてあったことを報告するようもとめました。

 これに対して、出席できなかった市長の代理として対応した田島助役は、市財政の厳しさを強調。「少子高齢化社会の中で行政水準を維持させるために必要」等とプランの方向を正当化する発言に終始。2つの大型開発のムダづかいについても「推進」の立場を改めて示し、今回申し入れた内容に対しては理解する態度を示しませんでした。

 ほかの参加者からも発言があり、「市民の生活は益々悪くなってきていて数字にも表れている」「市民生活を優先に」「ただでさえ、納める税金が増えるというのに、生活を不安定にするような増税は困る」等の声が相次ぎました。

 今後、議会で都市計画税増税の条例等が審議されることになります。「みんなの市長をつくる会」では引き続きこの署名を広げ、問題点を知らせていくとともに、今後も値上げ・有料化反対を申し入れていくなど、全力で取組んでいくことにしています。