設置を求める市民の会がJR交渉行う 日本共産党の大門みきし参院議員も同行

 8月25日、蕨駅にエレベーター設置を求める市民の会では、JR東日本大宮支社を訪れ、蕨駅にエレベーターを早期に設置するよう求める交渉を行いました。当日は党市議団から鈴木智議員が参加したほか、大門みきし参議院議員も交渉に同行しました。

  はじめに、梅村会長が、短期間に7千筆もの署名を集めてきた「会」の活動を紹介しながら、ベビーカーを利用していて危険な状況になった自分の子どもの体験などを語り、設置を求めました。これに対して、対応したJRの担当者は、「こうした地域での努力は素晴らしい」と述べたうえで、改札内については、1.蕨駅にはJRとしても早く設置したい、2.蕨市が財政的な一部負担を行うのであれば可能、3.毎年蕨市に対しても設置に向けた取り組みを働きかけている、などと答えました。また、交渉の中で、近隣市では財政的な負担も行い設置や調査が進んでいる状況、蕨駅が構造上エレベーターをつけられないことはないことなどが明らかとなりました。(昨年12月議会で、鈴木智議員の一般質問に市当局は、「過去のJRとの折衝の中で、(構造上)エレベーター設置は難しいとの話をいただいております」と答えていました。)

  同行した大門参議院議員は、交通バリアフリー法の議論のなかでJRの負担割合をより高く求めたことを紹介しつつも、今の状況では自治体が積極的な財政負担を行う必要があり、蕨市に対して積極的に働きかけていくよう求めました。

  参加者からは「蕨市がその気になれば、すぐにでも実現できる事がわかって良かった」「市を動かすために今後も一層頑張りたい」などの感想が出されました。