駅にエレベーターを。市民の会結成から半年。学習と交流会ひらく

 蕨駅にエレベータの設置を求める市民の会は10月22日、旭町公民館で学習と交流会を行いました。8月・8月のJR交渉・市長交渉など、会結成後半年間の活動をふりかえり、今後の運動について考えるために開かれたもの。市民の会の梅村会長は、「設置に向けて市長を動かしたのは運動の力。会をつくらなければ前進しなかった」とあいさつしました。

この日は3名が報告。日本共産党の大門みきし参院議員秘書の丸井龍平氏は、交通バリアフリー法などの理念と、鉄道駅の全国の状況を紹介。会顧問のよりたか英雄氏は、市民の運動が文字通り市長を動かし、18日には市長をJRへ交渉へ出向かせたと運動の到達を示し、設置への市の財政負担は多くても1億6千万円程度、出せないはずはない、自治体の姿勢にかかっている、と今後の展望を述べました。

日本共産党の鈴木さとし市議は、去る九月議会での、エレベーター設置を求める一般質問の内容を紹介しながら、ここ3年間の議会での議論と取り組みを報告しました。

意見交流では、10人が発言。南町の男性は奥さんの通院で、エレベータのない蕨駅の利用は控え西川口駅を使うと述べ、弱者に対する自治体や国の責任が希薄になっていると指摘。他に、「食べ物と同じでエレベーターは必要なもの」、「蕨に40年住み知人に声をかけ170人から署名を集めた」(塚越・男性)など発言がありました。最後に、会の栗原事務局長が、来月の市長交渉までに、ひとまわり、ふたまわりの活動への支援を訴えました。

学習・交流会には、日本共産党から鈴木市議の他、志村茂市議団長とかじわら秀明市議が参加しました。