3月市議会閉会
蕨市議会終わる
日本共産党は新年度予算に対し、市民要求に応えた予算組み替え案を提案
―志村茂団長が討論で示すー
三月定例市議会は三月二十三日、議案の討論・採決を行い閉会しました。
今議会は陳情二件、市長提出議案三十八件、日本共産党提出の修正案一件を審議しました。賛否が分かれたのは十四件で、日本共産党は三十件に賛成、十一件に反対しました。
市民から提出された陳情に日本共産党は賛成しましたが、「市議会だよりの一般質問者の氏名、会派名記載についての陳情書」は不採択になり、「蕨市私立幼稚園児補助金等に関する陳情」は採択されました(日本共産党の予算組み替え案は、私立幼稚園児補助金を年額二千円増額します)。
在宅重度障害者手当を引き下げる条例については山脇紀子議員が、「障害者自立支援法によって障害者の負担が増えるときに手当を引き下げるのは、二重に良くない」との反対討論を行いましたが、可決しました。
介護保険料は、市長提案は基準額の人(保険料区分で第四段階の人)で月額千円の引き上げとなりますが、日本共産党は引き上げ額を七百円に抑える修正案を提出(記事別掲)し、鈴木智議員が提案理由の説明を行いました。しかし、他会派は反対しました。
二〇〇五年度一般会計補正予算では梶原秀明議員が、「当初予算と本補正予算とは収入で十億円もの開きがあり、そのほとんどを年度末の議会に計上したのでは使いようがない。再開発事業基金に一億五千万円積み立てるのも問題である」との反対討論を行いました。
二〇〇六年度予算については志村茂団長が討論を行い、日本共産党の予算組み替え案(次週に詳細を掲載)を詳細に説明しました。提案の中心点は、見込める収入を当初予算に反映し、市民要求を実現することと、駅西口再開発と中央第一区画整理事業に使う予算を、老朽化した公共施設の改修・耐震補強(改築含む)に使おうとするもので、蕨市で今何を優先すべきかを明らかにしました。
一般質問は日本共産党の五名を含め、十三名が行いました。公明党は誰も一般質問を行いませんでした。