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2005年度補正予算質疑

2005年度補正予算について志村茂議員が質疑


 2005年度蕨市一般会計補正予算について志村茂議員が歳入歳出合わせて15項目の質疑を行いました。
 歳入では、市税収入が4億8千万円増額されています。その要因を質すと、大企業の法人市民税が増えたのが大きく、中小企業の法人市民税は減少しているとの答弁でした。政府は景気が回復してきているといっていますが、大企業が利益を独占している様子が、市税収入からもわかります。
市民税、地方交付税、臨時財政対策債の合計(一般財源)は、4億9千万円増える予算となっており、日本共産党市議団が昨年の3月定例市議会で、当局が提出した2005年度予算について「少なくとも3億円は収入を少なく見積もっている」と指摘し、「見込める収入をきちんと計上し、その一部を福祉に回して、敬老祝い金の削減や福祉入浴券の一部負担導入をやめるべき」と主張したことの正しさが、この補正予算で明らかになりました。
駅西口再開発事業基金に1億5千万円積み立てる(合計4億円になる)ことについて、積み立て目標はいくらなのかを質しましたが、明確な答えはありませんでした。
福祉入浴券については、一部負担(百円)を導入した影響が出て、利用率が前年度比4%減となっているとの答弁がありました。
保育園の待機児童の状況については、途中入園希望者の中で9人が待機となったという答弁でした。
その他、施設管理公社の職員半分が今年度末で退職する理由と今後の退職金の備えについて、小規模地域生活支援センター運営費等補助の内容について、などを質しました。