大型開発・学校給食の民間委託の問題点
進まない校舎の耐震化などを質疑
鈴木さとし議員が一般会計土木費・教育費で質疑
一般会計予算の土木費、教育費に関しては、鈴木智議員が質疑を行いました。主な内容は以下の通りです。
不要な支出としては、駅西口再開発と中央第一区画整理に関わる大型開発への支出があります。再開発にかんしては、蕨市の権利床の見込、権利者の合意状況、近隣地域への説明の仕方など、事業を判断する上での重要な内容に関して質疑しましたが、明確な答弁はありませんでした。重大な問題が明確にされないまま事業を推進するのは問題です。
舗装道補修工事については、補修が必要な残り四千メートルについて計画が明確にされていない問題点が改めて質疑されました。
同様に必要な予算が計上されていない問題として、校舎改修工事費が少ない点と、校舎の耐震化に関わる予算が優先度調査にとどまっている問題も重大です。質疑ではこれまで調査された校舎の全てが最も優先度の高いランク1であることを示し、今後の方針を質しました。対する答弁では、06年度の優先度調査の後に方針を決定して行く旨の答弁が行われるにとどまり、市の対応の遅れが明らかになっています。
行政経営戦略プランに基づく学校給食の民間委託化の問題では、改めて、これまで示した問題点を質したのに加えて、災害発生時に給食センターが炊出しの役割を担うことになっている点についての対応も質問。この問題でも十分な検討や市民への周知がされないまま具体化される問題点を中心に質疑が行われました。
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