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議会改革に関する特別委員会報告

議会改革に関する協議事項を特別委員会で協議せず、委員会の廃止を決める
―協議事項の取り扱いは会派代表者会議に委ねるー


 議会改革に関する特別委員会が五月十六日に開かれ、日本共産党から志村茂議員、鈴木智議員が出席しました。
◆各委員が発言
 始めに、日本共産党と市民ネット21から出された議会改革の提案について協議を行うか、特別委員会では協議せずに特別委員会を廃止するか、について会派の意見が求められました。
 日本共産党は鈴木智委員が「両会派から出されている提案についてすべて協議すべき」と述べました。
市民連合の一関委員は「議員同士の議論の場として本委員会を残すべきだ」と発言。
市民ネットは染谷委員が「質疑・一般質問に関すること、議会だよりの編集委員会に関することを、本委員会で検討すべき」と述べましたが、同会派の岡田委員は「出されている問題は代表者会議に委ねるとか、本委員会の役目を議会だよりの編集委員会の立ち上げに絞るとかを決めたらいい」と述べ、両者に若干の違いが見られました。
新政会の比企委員は「代表者会議、議会運営委員会などもあるので、すべて本委員会で協議することは疑問だ。議会だよりについては新たに検討委員会なりを作って、勉強する機会をつくる必要がある」と発言。
公明党の松本委員は「特別委員会は廃止すべき。議会だよりに関しては場を改めて審議するべき」と発言。
自民党の岡崎委員は「本委員会は廃止し、今出されている提案等は新しい委員会を立ち上げ、そちらで検討した方がいい」と発言。
◆委員会の廃止を江崎委員長が採決
この後、編集委員会の設置の件、出されている協議事項を代表者会議に委ねるべきか等について意見交換がされた後、江崎委員長が特別委員会の廃止について意見を求めたので、志村委員は「本委員会の設置目的は三つあった。一つは議員定数に関すること、二つ目は視察に関すること、三つ目はその他議会改革に関することであり、協議事項が出されている。元々『その他』も協議することになっていた。視察に関しては、議会の手続き上の問題については結論を得たが、報告書のあり方や会派で行う宿泊を伴う視察の報告書提出問題等、各会派の意見を聞きたい。議会だより編集委員会については本委員会で協議すべきだ。一般質問者の氏名、会派名記載の問題がある」として、特別委員会の存続を求めました。
江崎委員長は「特別委員会を廃止する場合には出されている協議事項の扱いを代表者会議に委ねることを前提に、本委員会を廃止するか存続するか決を採りたい」として採決し、日本共産党以外は全員が廃止に賛成しました。
議会改革に関する提案を具体的に出しているのに会派の意見を聞かず、代表者会議に扱いを委ねるのは問題です。今後の扱いを監視する必要があります。