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岡崎春雄議員に対する出処進退を求める決議が可決

謝罪の順番をめぐって3時間近く議会が空転。岡崎議員から公式の謝罪がされず 

 岡崎春雄議員ら二名が、行政視察中に視察市にいかずに競艇場に行って舟券を買っていた事件の裁判で、五月三十一日に下された判決は、「二人の行動は公務の範囲外の私的行動と扱われてもやむをえない」とし、「市長は、旅費の半額を返還請求しなさい」という内容でした。
 この判決に対して市長は五日、控訴を断念することを発表しました。
 常識ある議員であれば、裁判所の判決が確定したのを受けて、議会の信頼を損なったことや公金を「不当利得」しようとしたことを恥じて、公式に謝罪するのが普通です。ところが岡崎議員には、謝罪する姿勢がみられませんでした。
 そこで、日本共産党蕨市議団と市民ネット21、市民連合の三会派は、「岡崎春雄議員に対する出処進退を求める決議」(岡崎議員の行動は辞職に値するので、公式に謝罪し出処進退を明らかにすることを求める、という内容)を準備し、十六日に新政会と公明党に案文を示し、議会最終日の二十日に提出しました。
 議会開会前に岡崎議員は、議場で謝罪をするから「決議」を取り下げてもらいたいということを議長を通じて三会派に伝えてきました。三会派は十二名全員で会議を行い、「決議」を可決したあとに謝罪をするのが筋だということを再確認し、議長に伝えました。
 「決議」の取り下げが無理だと分かると岡崎議員は、「決議」の採決前に謝罪をやらせてくれと議長に頼む(議長の話)始末でしたが、三会派は、そのような道理の無い議会運営をしてはいけないということを、議長に申し入れました。
 こうした折衝を含め三時間近く空転の後、午後四時頃やっと「決議」の採決が行われ、退場二名(田中鉄次、岡田栄次両議員)、賛成十八名、反対一名(江崎茂雄議員)で可決しました。
 採決後に、岡崎議員の謝罪があるものと思っていましたら、結局岡崎議員は何も発言しないままでした。「謝罪をさせてもらいたい」と議長に言い、順番の問題で時間を費やしたのは何だったのか、余計に岡崎議員の非常識さがきわだちました。

(添付書類)