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総務常任委員会の報告

市会議員 清水直子
市会議員 かじわら秀明

九月定例議会の総務常任委員会が8日に行われました。審議されたのは、条例案4件、2006年度一般会計補正予算、2005年度一般会計決算、その他1件の計7件です。議案の他に、コミュニティバス利用料を10月1日から、障害者は無料、小学生は半額にすることが説明されました。

決算では、国の増税策(配偶者特別控除の上乗せ分廃止と、配偶者の非課税措置の廃止)、家屋の新増築、徴税強化などで、予算より市税は5億8千万も増えました(表参照)。その結果、市の貯金にあたる基金総額は約36億6千万円と、ここ7年で最大級に積み上がりました(グラフ)。

狭い蕨市で3台もの高級公用車(市長・議長・教育長用)を保持している問題では、三月議会で公用車の一元管理をすると市は表明したものの、無駄をはぶくための具体策はいまだにないことが明らかとなりました。

納税通知書のバーコードが五月にコンビニで読み取れなかった問題では、システムを開発したNECに約40万円の損害賠償を求めることが、梶原市議の質問で示されました。

新号興業が土地代金を滞納している問題では、元本だけで3511万円が未納で、「これでは市民が納得できない」と梶原市議が指摘すると、市長は「何とか解決しなければ」と言うだけ。市長在任中に解決する決意は示しませんでした。

2005年度決算認定は、無駄の大きい駅西口再開発計画に1億5千万円の積立金が使われたこと、暴力的な糾弾行為を行なう同和団体などの、泊り込み同和研修への支出が突出していることを理由に、清水議員が反対討論しました(他の委員は賛成)。その他の議案は全委員が賛成しました。

(市税の増収と、基金(市の貯金)の推移)