九月定例市議会が閉会
市民生活を守るために日本共産党は積極的な提案行う
不祥事が続き、議員の倫理観が問われた議会だった
九月定例市議会最終日の二十六日は冒頭に、田中鐵次議員に対する懲罰特別委員会(記事別掲)の報告と採決、及びそれに基づく懲罰である「戒告」が染谷一子議長から田中議員に行われました。
続いて今井良助議員が、全国都市問題会議を抜け出し小樽観光を行ったことと議員の兼業禁止規定違反の疑いがある業務請負を行ったことを謝罪し、今後兼業・兼職をいっさい慎むとの陳謝(記事別掲)を行い、池上東二議員も会議を抜け出したことを陳謝しました。
その後、各常任委員会の委員長報告、議案の討論・採決に移り、「国道十七号線の交通安全対策に関する陳情について」は志村茂議員が賛成討論を行い、賛成多数で可決。「蕨市国民健康保険条例の一部を改正する条例」は、山脇紀子議員が修正案を提出しましたが、日本共産党と市民連合以外が反対して否決となり、原案が可決されました。「二〇〇五年度蕨市一般会計決算認定について」は鈴木智議員が反対討論、新政会の川島善徳議員が賛成討論を行い、日本共産党と市民連合の小林正議員以外が賛成して認定されました。
最後に議員提出議案三件が提出され、「国道十七号線に歩道橋の早期整備を求める意見書」は賛成多数で可決。「障害者自立支援制度の充実を求める意見書」(日本共産党が提案)は全会一致で可決。「飲酒運転撲滅のための決議」も全会一致で可決しました。
今議会の一般質問者は十一人(日本共産党五人、新政会三人、市民連合二人、市民ネット21一人)で、三年前の改選以降最も少ない人数でした。
議会閉会後、三十日付けで染谷議員が市民ネット21の会派を離脱しました。現在の会派構成は新政会七人、日本共産党五人、市民ネット21三人(岡田、新藤、尾崎各議員)、公明党二人、市民連合二人、一人会派三人(岡崎、池上、染谷各議員)になりました。
助役に山田収入役が選任される
市長から二十二日に追加議案が提出されました。田島助役の任期が二十五日に終了するために次の助役を選任するための議案で、山田悦宣氏が賛成多数で同意されました。
収入役については空席のままにし、次の議会で収入役を廃止する議案を提出するということです。