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2006年9月議会 教育まちづくり常任委員会報告

市民不在の大型開発推進は認められない
    教育まちづくり常任委員会報告
        市会議員 志村しげる
        市会議員 鈴木さとし

 教育まちづくり常任委員会では、陳情一件、条例改正二件、補正予算案一件、 二〇〇五年度決算認定五件が審議されました。採決で態度の分かれた議案は以下の通りです。
◆国道十七号線の交通安全対策を求める陳情
 歩道橋の設置を国などに働きかけることを求める陳情です。日本共産党は賛成。市民連合だけが継続審議を主張し反対しました。
◆一般会計決算
 日本共産党は、支出すべきではなかった項目、より積極的な支出が求められ項目などを指摘し、反対を表明しました。支出すべきでなかったものでは、駅西口再開発をめぐっては、「組合施行」であることを口実に市民に詳しい内容が知らされていない問題にも追及。そうした再開発に市民の貴重な税金や苦労して購入した土地を託せないこと、市民合意がないこと、この事業は蕨市民の利益にならないことを示しました。また、中央第一区画整理事業特別会計への繰出し金、同和関係の研修会に異常に偏っている特別旅費も支出すべきではないものです。
 一方、公園の維持管理のための支出、錦町区画整理繰出し金などは支出が少ないと指摘した問題です。行政経営戦略プランに従って各団体などへの補助金が一律十%削減され、林間学校援助金・自主管理団体補助金では具体的な問題が出ている点も指摘しました。
 他には市民連合だけが反対を表明しました。
◆錦町区画整理特別会計
 家屋移転の進捗はいまだに四十二・一%程度で暮らしにも深刻な影響が出ていますが、この年度は三十三戸の移転にとどまり、年度途中で減額補正もしています。日本共産党と市民連合が反対しました。
◆中央第一区画整理特別会計
 蕨市の負担総額は八十億円近く、莫大な市の負担が予想されます。市民の合意のない事業は白紙撤回すべきです。日本共産党と市民連合が反対しました。