index
高齢者の医療費負担を引き上げる国保条例改正に対して修正案を提案


日本共産党蕨市議団では議会最終日に、今議会に提出されていた高齢者の医療費負担を引き上げる国保条例改正に対して修正案を提案しました。山脇紀子議員が提案理由の説明を行いました。
高齢者には、税制改正によりさまざまな負担が増えている中、医療費負担まで増やすことは高齢者の生存権をも脅かすものです。また、病気にかかりやすく治療にも時間がかかる高齢者の医療費負担は現役世代よりも低く抑えることこそ公平です。負担増と切り捨ては国民の健康を破壊するだけで医療費抑制にも役立たない最悪のやり方である。また、葬祭費についても近隣に比べ低くなり、福祉サービスの一環であると考え、様々な高齢者福祉サービスが切り下げられている中で、現状のまま維持いていくべきです。このような理由から、七十歳から七十四歳までの現役並に所得がある人の医療費窓口負担を二割から三割に引き上げること、葬祭費を七万円から五万円に引き下げることに反対し、改正規定を削除する修正案を提案しました。
修正案には、日本共産党と市民連合二人が賛成しましたが、他の会派が反対したため、否決されてしまいました。