3月定例市議会が開会
校舎七棟の耐震設計費と障害者の通所施設の食費半額助成を予算計上
蕨市議会三月定例会が二月二十六日に開会しました。
今議会には請願一件、陳情一件、市長提出議案四十一件が出されました。
請願は、蕨市生活と健康を守る会から出された「生活保護の母子加算廃止に反対する国への意見書提出を求める請願書」で、日本共産党と市民連合が紹介議員になりました。
条例案は、路上喫煙の防止等に関する条例、公共事業評価監視委員会条例(事業着手から一定期間が経過した公共事業等について再評価を実施するため、公共事業評価監視委員会を置くもの)、自転車放置防止条例の一部を改正する条例(自転車放置禁止区域の中で、自転車の乗り入れの自粛を求める安全歩行区域を指定できるようにする)、小口事業資金融資条例及び中小企業経営合理化資金融資条例の一部を改正する条例(個人の申し込みなら連帯保証人を必要としないなどの融資条件の緩和を行う)、私立幼稚園児補助金支給条例の一部を改正する条例(幼稚園児補助金を年額五千円引き上げて二万八千円にする)など十七件です。
二〇〇六年度一般会計補正予算では、市税収入の増加分など合計六億六千万円余の収入増が計上されました。今までは、こうした増収分の一部を蕨駅西口再開発事業のための基金に積み立てていましたが、今回はそれをやめて市庁舎整備基金に二億円積み立てる案になっています。また、蕨駅西口再開発事業が予定より遅れているため、再開発準備組合に対する補助金を六千二百万円余り減額しています。
二〇〇七年度一般会計予算では、日本共産党が強く要求してきた小中学校校舎の耐震補強工事のための耐震設計委託料(校舎七棟分)や、障害者自立支援法で負担が増えた障害者に給食費の半額助成を行う費用などが計上されています。
詳しい内容は、本会議質疑や委員会審査等で明らかになります。委員会も傍聴できます。