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蕨市自転車放置防止条例の一部を改正する条例について質疑(鈴木さとし)

 この条例は、駅周辺に「歩行区域」を設定し自転車乗り入れの「自粛」などをもとめることと、機能を失っている自転車については廃棄物として扱うことを、現行の自転車放置防止条例に加えるものです。先に行われた自転車対策審議会では、「自粛」の内容等をめぐり、様々な質問・意見がでたためまとまらず、再度、市の担当者で検討しなおすこととされたもので、一部表現が変更されています。
 以上の経緯を踏まえ、@安全対策である歩行区域を放置自転車の条例で定める理由、A「自粛」の内容と、区域内に自宅や駐輪場がある場合などの乗り入れに関する見解、B自転車対策審議会での審議内容についての認識など、質疑をしました。
 これに対しては、@(特に蕨駅東口などの)放置自転車を少しでも解消するためであり、安全対策にも結びついたもの、A乗り入れ禁止はできないので自転車から降りて押すなどの配慮をお願いするもの、早朝・深夜等までの自粛は不要、B意見を反映させていただいた上で、再検討し今回の改正となった、などとの答弁がありました。
 これに対して、市民の行動にある種の制限を加える条例は、自転車を正しく利用している人に不利益の無いように内容が明確にされる必要があるとの視点から、再質疑を行いました。答弁では、東口の深刻な状況から出てきた発想、マナーを守ってほしいということ、多くの市民に理解してもらえるような取り組みを行っていくことなどが語られました。