退職金改定に反対。西口再開発・同和研修突出・都市問題会議出席はやめるべき - 総務常任委員会報告(かじわら秀明・清水直子)
3月7日に総務常任委員会が開かれ、陳情1件、退職手当条例改定や自転車放置防止条例改定など条例9件、06年度一般会計補正予算、07年度一般会計予算、その他3件、合計15件が審議されました。
陳情は、国鉄労働組合蕨駅分会から出された「「JR不採用問題」の早期全面解決を求める意見書」で、日本共産党は賛成しましたが、新政会と市民ネットは反対しました。
退職手当条例改定は、この3月末の定年退職で、部長ひとり112万円も退職金を引き上げるもの。職位による格差をさらに広げることから日本共産党は反対。他は賛成しました。06年度補正予算は、この退職金の上乗せ分が計上されているので反対。他議員は賛成です。
07年度一般会計予算にも日本共産党は反対しました。反対理由の第一は、国の諸制度改悪で市の財政が厳しくされている中、税金の無駄使いである駅西口再開発に着工しようとし、そのための財源を計上していること。第二に、総務費の特別旅費のうち約57%が、部落解放同盟などの主催による同和関連研修に費やされ、異常に突出していること。第三に、昨年問題となった全国都市問題会議への参加費(議員5人と職員1人)が計上されていることです。新政会の今井・川島・比企各議員と、市民ネットの岡田議員は賛成。市民ネットの新藤議員は退席(棄権)しました。
他の議案は全員が賛成しました。
07年度予算で特徴的なものを以下掲載します。
@全国777市で比較した財政ランキングが示され、蕨市は(健全な方の)上位に位置している。(公債費比率9・5%、全国66位。起債制限比率8・9%、146位。)
A歳入として保育料を多く見積もっているのは定率減税の影響で保育料が上がる世帯があるから。
B学校給食費の滞納は現在64件あり、うち25件は経済的理由による。
C防犯灯は町会からの要望113件あり37件発注済み。他に9件設置できそう。
D人身交通事故(06年)上位は、北町5丁目46件、錦町1丁目35件、中央1丁目29件、塚越1丁目21件、塚越5丁目21件。
E市内7軒のカラオケボックスのうち6軒で違反があり、消防署として指導している。
|