新会社設立に伴う補正予算を審議 - 戸田競艇組合議会報告 - 組合議員 やまわき紀子・かじわら秀明
10月2日、戸田競艇組合の定例議会が開かれ、補正予算が審議されました。競艇組合は10月1日付で、組合全額出資の新会社、葛」艇総合管理を設立。競艇組合の「経営改善」を目的に、新会社に業務の一部を委託します。10月付けで8人の職員が競艇組合を退職し、新会社へ移籍。それに伴う退職金と、業務の一部を新会社へ委託する費用などが、補正予算に組まれました。
この日の委員会審議で日本共産党の各議員が問題点を質疑し、移籍する職員の給与が退職前に比べ、70%ないし75%に下がることが明らかになりました。また、新会社の情報公開が不十分で、株主総会の議事も公開する予定がないことなど、総務部長から示されました。新会社は、今年度は競争用ボートモーターの整備を行い、来年度からはこれに加え、観覧席など競艇場施設の管理運営を行うよう検討していくとの説明です。
同日行われた本会議で、新会社に移籍する職員の待遇が悪くなる恐れがあること、情報公開が不透明なこと、日本船舶振興会や競艇振興センターへの拠出金の使途が不明であることなどを指摘し、日本共産党の各議員(やまわき・かじわら蕨市議、花井・本田戸田市議、松本川口市議)は補正予算に反対しました。その他の議員は全員賛成し、補正予算は賛成多数で可決されました。
なお、昨年度決算認定は閉会中の委員会審査となり、22日の総務常任委員会と業務常任委員会で、それぞれ審議されます。
|