環境福祉経済常任委員会視察の報告
市会議員 志村しげる
市会議員 やまわき紀子
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認定こども園の前にて
(右:志村議員、左:山脇議員) |
環境福祉経済常任委員会では、10月15日・16日、愛媛県松山市、西予市での行政視察を行いました。
松山市は人口51万人の中核市で、「認定こども園」を視察しました。今年7月に愛媛県で初めて認定された「認定こども園」とは、幼稚園と認可保育所を併設し、就学前の子どもに関する教育・保育、地域における子育て支援を総合的に提供する機能を備えたものです。しかし、認定こども園の問題点としては、直接契約による公的保育の放棄や、教育と保育の統合により子どもに負担が生じている等の問題もあります。実際には学校法人が経営をし、広い敷地内では地域にむけた食育等子育て支援や障がい児支援などにも熱心に取り組まれている姿勢が伺えました。なお、松山市では、待機児童を解消するため認可外保育室を併設させた幼保連携型を増やしていく方向であるとの考えでした。
西予市では、自治体立優良病院として表彰された「市立野村病院」を視察しました。西予市は人口4万4千人で市域面積514qに2つの病院と11の診療所があります。野村病院でも医師確保や患者数の減少、診療報酬の改定などあり、優良病院として表彰されたものの平成18年度には5600万円の赤字になるなど、蕨市と同様に自治体病院としての厳しさもみられました。また、病院機能評価認定を取り入れ、患者・家族・地域の立場にたって考え実行する医療、待つ医療ではなく出ていく医療などの理念のもと院長を先頭に努力されていることがわかりました。また、二次救急を行い救急搬送は99%受け入れるという姿勢もすごい事だと思いました。蕨市立病院でも経営改革が行われていますが、活かせるき点はあると思いました。
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