インターネット議会中継とスーパー防犯灯を視察(総務常任委員会) - 市会議員 かじわら秀明
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このカメラが議場に2台配置されています(甲賀市議会=梶原市議撮影) |
市議会の総務常任委員会は5日と6日、滋賀県甲賀市と愛知県小牧市を視察し、委員全員の6人と議会事務局職員1人が参加しました。
初日の甲賀市では、昨年9月議会から実施している「議会本会議のインターネット中継」がテーマ。甲賀市では蕨と同様ケーブルテレビでの議会放映がされていますが、約3万1千世帯のうちケーブルテレビの普及は4千世帯にとどまり、放映対象も一般質問(蕨も同じ)に限られています。ところがインターネット中継は議会のすべての議論(質疑・一般質問・委員長報告・討論・採決)が対象です。過去の議論は録画で確認することもできます。昨年9月議会のネットでの生中継視聴は677件、今年3月議会では269件、9月議会は568件。市民の関心の高さがうかがえます。
合併前の旧町からカメラシステムなどをひきついで、新たなシステムを構築したため、初期費用はわずか420万円。業者委託より安いことから職員の手作業で運用し、その経費は月わずか2万円。それでいて映像品質も悪くありません。蕨市でも十分に実現可能だと思いました。
2日目の小牧市ではスーパー防犯灯を視察しました。スーパー防犯灯(街頭緊急通報システム)は、交番のない小牧駅前に昨年4月に設置されました。ボタンを押すことで即座に警察につながり「声」と「映像」により通報がされます。同時に備え付けのカメラで周辺百m四方がモニターにうつります。
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ボタンを押して警察と交信しているところ(小牧駅前=梶原市議撮影) |
愛知県警から出向している市民部生活課の加藤主幹の説明によれば、小牧駅前は以前からいろんな人がたむろし安心して歩けない状況。ところがスーパー防犯灯の設置により、たむろする人はいなくなったとのこと。ただし一般の人通りも少なくなり、視察参加者からも「おやおや」との感想がもれました。課題は設置費用の高さで1基約1千万円。これ以上の設置は検討していない。防犯灯より交番の設置を要望しているとの説明でした。
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