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12月定例市議会が閉会

12月定例市議会が閉会
後期高齢者医療制度とエレベーター設置の陳情が全会一致採択

 蕨市議会12月定例会は17日、請願・陳情4件、市長提出議案11件(秋山教育委員を再任する議案等3件は11月29日に採決済)及び議員提出議案2件、合わせて17件を採決し、閉会しました。
 今議会は、2008年2月に任期が切れる秋山教育長を教育委員に再任する人事案件について各会派の態度が分かれました(民主クラブが退席)が、その他の市長提出議案はすべて全会一致で可決されました。
 請願・陳情は3件が全会一致で採択され、不採択となったのは1件(最低保障年金制度に関する陳情。記事別掲)だけでした。
 「悪質商法を助長するクレジットの被害を防止するため、割賦販売法の抜本的改正を求める意見書を政府等に提出することを求める請願書」と「政府に、高齢者に負担と差別医療を強いる、後期高齢者医療制度の中止・撤回の意見書提出を求める陳情書」が採択されたため、その内容に沿って意見書案を作成(陳情書提出者の了解のもとに一部表現を変更)し、全会派一致で可決しました。「割賦販売法」に関する意見書の提出者は新生会の染谷一子議員が、「後期高齢者医療制度」に関する意見書は日本共産党の山脇紀子議員が提出者になりました。
 「蕨駅のエレベーター設置について」の陳情書(蕨駅にエレベーター設置を求めると同時に、他駅は自治体が負担して設置しているので、市民の利便を図るために蕨市議会の理解と配慮をお願いしたい、という内容)が全会一致で採択されたことは、エレベーター設置に向けて大きな前進と見ることができます。
 一般質問は9月定例会と同じく16人が行い、論戦を繰り広げました。内容の良し悪しはあるにしても、議員が質問に立つのはいいことです。
 傍聴者は本会議93人、委員会3人でした。