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3月定例市議会が閉会

3月定例市議会が閉会
一般会計当初予算は107万1千円の減額修正のみで全会一致可決
―志村しげる団長が賛成討論―
 
 3月定例市議会は21日、議案に対する討論・採決を行い、閉会しました。
2008年度一般会計予算は総務常任委員会では反対が多数だったものの、他の2つの常任委員会は全員賛成だったため、修正案が注目されていました。最終日に日本共産党以外の4会派から提出された修正案は、歳入・歳出を107万1千円減額するもので、その修正部分を除く原案は、全会一致可決されました(日本共産党の賛成討論別掲)。修正内容は、自動車2台を買い替えるための費用347万1千円がお金のかけすぎだとして、107万1千円を減額し、財政調整基金からの繰り入れをその分減らすものです。日本共産党は市長提案に賛成なので、修正案に反対しました(反対討論別掲)。
他の議案では、副市長と教育長の給料及び期末手当を副市長は10%、教育長は5%削減(2011年6月2日まで)する条例に民主クラブが反対しましたが、それ以外はすべて全会一致で可決しました。
議会最終日に追加上程された「蕨市名誉市民の選定の同意について」は、日本共産党と民主クラブの大嶋公一議員が退席、その他の議員の賛成で可決しました。この議案は、前市長の田中啓一氏を名誉市民にするものですが、政治家に対する評価は分かれるため、日本共産党は採決時に退席しました。
意見書は5件提出され、いずれも全会一致で可決しました。
最後に決算常任委員会(9人で構成。日本共産党から山脇紀子議員と鈴木智議員)の設置がされ、委員長に三輪かずよし議員(新生会)、副委員長に鈴木智議員(日本共産党)が選挙で当選しました。委員長・副委員長が選出された後、民主クラブの一関和一議員が不満を述べ、約1時間40分に渡って議長などが説得にあたり、閉会が大幅に遅れました。
今議会は、一般質問を行った議員は14名でした。